俳優の阿部寛さん主演の連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系、日曜午後9時)最終話が6月27日に放送された。同話では、鈴鹿央士さん演じる藤井遼の見事な成長ぶりが描かれ、視聴者から「人として成長している藤井くんに心打たれた」「藤井くんの姿に涙」「グッときた」と感動の声が続出。ツイッターでは「藤井くん」がトレンド入りした。
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今作は、2005年に同局の金曜ドラマ(金曜午後10時)枠で放送され、社会的ブームとなった学園ドラマの続編。元暴走族で弁護士の桜木建二(阿部さん)が、経営破綻寸前、偏差値32の龍海学園の再建を目指すべく、東大合格者輩出に挑む様を描く。
最終話では、東大2次試験に向け、東大専科の生徒たちはラストスパートに突入。そんな中、東大に合格することを優先すべく文転を決めたはずの藤井は、桜木に「誰かのためではなく自分のために受験したい」と告白。当初の第一希志望であった理科一類で受験することを決意する。
そして迎えた2次試験当日。休憩中に昼食をとっていた藤井は、他の受験生から嫌がらせを受ける同級生の原健太(細田佳央太さん)を見かける。桜木から「試験当日は自分のことだけに集中しろ」と言われていた藤井だったが、健太を助けに向かい、相手ともみ合いになった際に右手を負傷してしまう。
何とか試験を終えた藤井だったが、結果は惜しくも不合格に終わった。健太が試験当日のことを桜木に説明すると、桜木は藤井に「自分のことだけ考えろと言っただろ」としかる。以前、健太のことをいじめ、桜木から「その性格の悪さを直せ」と言われていた藤井は、「前の自分だったら助けたりしなかった。でも、助けられる自分になれたことがうれしくて……」と涙声で語り、「後悔してないから健太も気にするなよ」と言葉をかける。桜木は「今のお前だったら来年は必ず合格できる」とエールを贈る……という展開だった。
桜木や東大専科の仲間たちとの関わりを経て成長していった藤井の姿は視聴者の心を動かし、SNSでは「一番変わったね」「めっちゃかっこよかった!」「藤井くん素晴らしい!」といったコメントが並んだ。
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