竜とそばかすの姫:「バケモノの子」との共通点は“主人公の成長物語” 両作品出演の染谷将太が語る

「竜とそばかすの姫」にカミシン役で出演する染谷将太さん=日本テレビ提供
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「竜とそばかすの姫」にカミシン役で出演する染谷将太さん=日本テレビ提供

 細田守監督の劇場版アニメの最新作「竜とそばかすの姫」に、主人公・すずの同級生・カミシン役で出演する染谷将太さん。染谷さんは、同じく細田監督の劇場版アニメ「バケモノの子」(2015年)で、主人公・九太の青年期を演じた。「竜とそばかすの姫」と「バケモノの子」に共通する点について、「“主人公の成長物語”ということだと思います」と明かす染谷さんが、2作品について振り返った。

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 「九太はとにかく抱えているものが大きいキャラクターでした。孤独な状態から始まり、バケモノに育てられるという“成長する側”の役だったので、何か欠けているものが満たされていくというか、一人の少年が青年になり、強くなっていくということを、心がけて演じました」と振り返る。

 続けて「カミシンは九太とは全く異なり、主人公・すずの同級生なんですが、今回の映画に出てくるキャラクターの中で一番明るい“元気パート”です(笑い)。カミシンが出てくると空気感が少し変わり、その場のテンションが上がるという、そういう役にしてほしいと細田監督がおっしゃっていました。ですので、九太とは正反対の“主人公の成長を支える側”の役でした」と語った。

 2作品に出演して感じた“細田監督らしさ”について聞くと、「どちらもエンターテインメントとして純粋に楽しめて、すごくワクワクドキドキする作品です。ただ、心をえぐられると言いますか、主人公が経験する苦しさも容赦ないですし、でもそこから得られる愛情や前に進んでいく希望も、本当に底なしの希望というか、あいまいさがない。しっかり表現し切っているというのが、自分は“細田さんらしさ”だと思います」と話した。

 「バケモノの子」は、7月9日午後9時から「金曜ロードショー」(日本テレビ系)で放送される。

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