今田美桜:「おかえりモネ」莉子役で話題 実は「緊張しい」 「あのときこうしておけば」がありすぎて

連続テレビ小説「おかえりモネ」で神野マリアンナ莉子を演じる今田美桜さん (C)NHK
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連続テレビ小説「おかえりモネ」で神野マリアンナ莉子を演じる今田美桜さん (C)NHK

 清原果耶さん主演の連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」(NHK総合、月~土曜午前8時ほか)で、若手気象予報士の神野マリアンナ莉子を演じている今田美桜さん。莉子は、朝岡(西島秀俊さん)が気象キャスターを務める報道番組で中継コーナーを担当する人物で、初登場後からSNSでは「オーラがすごい!」「華やかすぎる」と早くも話題に。ユニークなフルネームから、莉子に対して「インパクトが強いな!」という第一印象を抱いたという今田さんに役どころについてや撮影エピソード、現在の思いなどを語ってもらった。

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 ◇莉子役はとにかく「笑顔」を意識 “葛藤”に共感も

 莉子は、華やかな風貌で仕事中はいつもにこやかだが、ゆくゆくは報道キャスターになりたいと考えている。今田さんによると、莉子は「とても野心がある女の子」。「負けん気が強くて、とてもやる気があって。やっぱり、夢があるのがかっこいいなと思いました」と印象を明かし、「周りの子たちがいろいろなことに挑戦していく姿を見て、自分も頑張ったり、失敗したり、そういうふうにして成長していく莉子を見るのもすごく楽しいです」と明かす。

 莉子を演じる上で意識しているのはとにかく「笑顔」だ。「台本のト書きに『ニコッ』とか書かれているんです。莉子は本当にいつもニコニコしていて、笑顔は忘れない子なんだと思っています。強がって笑顔になっているときもあるし、本当に愛嬌(あいきょう)を振りまいてニコニコしているときもある。その点は、また百音とは違うところだし、莉子のいいところだなと思っています」と語る。

 劇中では、莉子が本当にやりたいことがなかなかできずに、葛藤する様子も描かれている。今田さんも莉子に共感する部分が多いといい、「後で振り返ったときに、『あのときこうしておけば』とよく思ったりします。本当にそういうことがありすぎて。こういう取材の仕事でも、『こういうことを言いたかったのにな』とか後で思ったりして、うまく言えなかったりするとすごく悔しくなったりします」と打ち明ける。「21、22歳のときは明日、あさってのことで精いっぱいだったのですが、今、24歳になって、『こうしておけば良かった』という後悔がすごく増えた気がしています」と話した。

 ◇東京編からの登場で緊張も… 清原果耶は「存在感がすごい」

 今田さんは東京編からの登場ということもあり、当初は緊張の連続だったとか。「やっぱり途中からの参加は、結構緊張感があって。自分が緊張しいっていうのもあるのですが、『どんな雰囲気なんだろう?』とかずっと思っていました。でも、(主演の)清原さんをはじめ、本当に現場の皆さんが温かくて、楽しく撮影させていただいています」と語る。

 続けて「やっぱり、清原さんってすごいなと思うんです。莉子は前面に出てくるタイプですが、それに比べると百音はちょっと控えめ。でも、百音には内にあるものだったり、すごく強いものを抱えていて、それを見事に清原さんが演じられています。存在感がすごいなと思いました」と打ち明けた。

 “気象”がテーマのドラマなだけに、思わず「空を見上げたくなる」瞬間も増えたという今田さん。「天気がすごく気になるし、自然もとても気になってきます。不思議と気分が晴れるというか……。『山も海も空も全部つながっている』というセリフがすごく大好きで、なぜかすごく深呼吸したくなるんです(笑い)」と声を弾ませる。

 「おかえりモネ」に出演して、“天気の奥深さ”を改めて感じたという今田さん。「天気予報は毎日見ているのですが、こんなに深かったんだなと感動します。ドラマは気象がテーマなのですが、本当に知らなかったことばっかりで……」と認めつつ、「気象予報士の皆さんが、1億人以上の不特定多数の皆さんに情報を届けなくてはいけないということは、普段あまり考えていなくて。天気予報には関わっている人がたくさんいて、みんなで意見を出し合いながら、天気をお伝えしていることを改めて知りました」としみじみと語る。

 「しかも伝えられる時間は、とても短いんです。その中にいかに詰め込むかという苦労もある中で(天気を)お伝えしていると知って、私自身もとても勉強になります」と締めくくった。

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