おかえりモネ:西島秀俊「救いにきてくれたんだなと」 内野聖陽「少しプレッシャーがありました」 共演シーン語る

NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」第69回の一場面 内野聖陽さんと西島秀俊さんの共演シーン (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」第69回の一場面 内野聖陽さんと西島秀俊さんの共演シーン (C)NHK

 清原果耶さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」(総合、月~土曜午前8時ほか)第69回が8月19日に放送され、永浦耕治役の内野聖陽さんと朝岡覚役の西島秀俊さんの共演シーンが描かれた。内野さんと西島さんといえば、「おかえりモネ」と同じく安達奈緒子さんが脚本を手掛け、映画化も決まっている2019年の連続ドラマ「きのう何食べた?」(テレビ東京系)のカップル役としてドラマファンにはおなじみ。そんな2人が共演シーンを振り返った。

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 第69回では、ウェザーエキスパーツを訪れた耕治は、朝岡と出会う。世間話などをするうち、朝岡はふと、土地とそこに暮らす人々について自分が考えていることを耕治に打ち明けてしまう。朝岡が抱える後悔や悩みを聞いた耕治は、一度亀島を飛び出し、また戻った自身の経験も交えて語り始める。百音(清原さん)はそんな2人の様子を物陰からうかがっていて……という展開だった。

 ――まずは、「おかえりモネ」での共演はいかがでしたでしょうか。

 西島さん:内野さんとは安達先生脚本の映画「きのう何食べた?」撮影でもお会いしていて、その役の関係が長かったので今回の共演はどうなるだろうと思っていました。

 内野さん:こっちは耕治の役でいると、西島さんはおふざけで映画の役名とかで呼んでこられたのでモゾモゾしました(笑い)。

 西島さん:その役の印象が強かったんですよね(笑い)。内野さんは徹底的に役作りをされて現場に入られるので、映画での役の雰囲気はまったくありません!

 ――2人の役柄についてお互いどう思われますか。

 西島さん:内野さんとお芝居でご一緒させていただくと、いつも感動します。内野さんが役に入り込んで自分にぶつかってきてくれるのは、胸にくるものがありますね。2人のシーンは短かったですが、本当に撮影は楽しかったです。

 内野さん:西島さんとのシーンは、娘(モネ)が一番尊敬している大先輩という役柄なので、モネの父親としてはいろいろな意味で気になる人でした。(劇中では)毎朝テレビで見てた人です。一ファンとして「気象キャスターの朝岡さんだ!」と、有名人に会えた感動で、すごくテンションあがりました(笑い)。

 西島さん:朝岡は、絶対に人に弱いところは見せない人物です。現実的な面もあり、精神的に非常に大人。ただ、自分の中で結論が出ない問題、誰にも言えない思いを抱えています。そんな朝岡を、耕治さんが救ってくれるんですよね、偶然会ったときに。多分最初で最後の、朝岡の本当のピンチに、耕治さんは救いにきてくれたんだなとうれしかったです。

 内野さん:それについては、演じる上で僕は少しプレッシャーがありましたね。朝岡さんは悩みを表に出さずに心に閉まっておくタイプのはずなのに、耕治には話してくれます。このシーン、演じる上では、どうしたら朝岡さんが内に秘めていた悩みを語り始められるのかをずっと考えていました。耕治は、地元で大きな悲しみに遭遇していて、それを背負いながらもひたすら前向きに明るく未来を信じる、という生き方です。そんな耕治の人柄のなにかが朝岡さんの心にもなんとなく伝わって、あんなふうに話してくれたのかな、と思っています。

 西島さん:当初は、「おかえりモネ」では内野さんと一緒になることは多分ないだろうと思っていました。ただ、実際の共演シーンは朝岡にとって、すごく大切なシーンだったので、うれしかったです。共演するなら、もっと軽いシーンかなと思ってたんですけどね(笑い)。

 ――このあと、ドラマ内で再度会えるとしたら 。

 内野さん:う~ん……、今度は宮城で、耕治が勤める銀行で会うかもですね(笑い)。朝岡さんが気象の新ビジネスをはじめるのに資金が要るのでお金貸してくださいってたずねてくるとか(笑い)。

 西島さん:それはなさそうですね。自分の部下の父親のコネを使っちゃダメです(笑い)。今度はひたすらすれ違っているようなくだらないシーンがいいですね(笑い)。

 内野さん:何度も二人とも街中ですれ違っているのに、お互い気づかない、みたいな!

 西島さん:それはラブコメの定番でしょう(笑い)。

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