宮世琉弥:連ドラ出演相次ぐ、期待の17歳の“挑戦” 「ここまで“ゆがみ”を持った役は今までなかった」

TELASAのオリジナルドラマ「僕らが殺した、最愛のキミ」に出演中の宮世琉弥さん
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TELASAのオリジナルドラマ「僕らが殺した、最愛のキミ」に出演中の宮世琉弥さん

 俳優の宮世琉弥(りゅうび)さんが、動画配信サービス「TELASA」のオリジナルドラマ第2弾「僕らが殺した、最愛のキミ」に出演している。宮世さんは、昨年放送のドラマ「恋する母たち」(TBS系)で注目を集め、今年は「青のSP(スクールポリス)-学校内警察・嶋田隆平-」(カンテレ・フジテレビ系)、「珈琲いかがでしょう」(テレビ東京系)、「ナイト・ドクター」(フジテレビ系)と連ドラへの出演が相次ぐ、期待の17歳だ。「ここまで“ゆがみ”を持った役は今まで演じたことがなかった」と今作を振り返る宮世さんに話を聞いた。

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 ◇「自分の引き出しにない役」への挑戦

 ドラマは、それぞれ人には言えない秘密を持つ小学生時代のクラスメート7人が、同窓会のさなか、何者かによってビル内に閉じ込められ、極限状態で繰り広げる密室ラブサスペンス。宮世さんのほか、ダブル主演の高橋文哉さんと鈴木仁さんや、井桁弘恵さん、大原優乃さん、古川毅さん、若林時英さんら話題の若手俳優たちがクラスメート役で共演する。

 宮世さんは、同窓会を企画し、他の元クラスメート6人を集めた中村薫を演じる。薫は、6人全員がその存在を思い出せないほど、小学生時代は影が薄かったにもかかわらず、同窓会では妙なハイテンションで同級生に執拗(しつよう)に絡み、その激変した立ち居振る舞いで6人を翻弄(ほんろう)する……という人物だ。

 はたから見れば何を考えているか分からない不気味な薫について、宮世さんは「本心を表に出さない役で難しかったです。自分の中で薫くんは“普通”ではなくて、ここまで“ゆがみ”を持った役は今まで演じたことがなかったので挑戦でした」と語る。

 「自分の引き出しにない役」への挑戦。演じる上では「良い意味で頭を空っぽに。本能の赴くままというのを意識しました」という。「薫くんは余計な感情がないというか、やることに対して本当に悪いと思っていない人物で。なので、自分も頭を真っ白にすればよいのかなと思って演じました。ぜひ、注目していただければうれしいです」とアピールした。

 ◇同年代から刺激 「改めて初心に帰った」

 改めて、「薫くんを演じることは難しかった」と振り返る宮世さん。だが、撮影は「すごく楽しかったです!」と声を弾ませる。それは共演した、年が近い若手俳優たちの存在だった。「ドラマのお話を聞いたときから、同年代の方がたくさん出演されるというだけでどんな現場になるんだろう?って楽しみだったのですが、台本を読んだらそれぞれのキャラクターの個性も強くて、撮影に入る前からずっとワクワクしていました」と笑う。

 撮影現場については「年が近いからこその熱のぶつかりを感じました」と話す。

 「お互いに“若さ”という部分で似てくるところはあるのですが、似ているからこそぶつかり合いを生んで。そんなぶつかったときの“火花”を視聴者の方にも感じてもらえるよう、みんな演じていたんじゃないかなって思います」

 続けて、「皆さんの作品への情熱的な姿勢に、改めて初心に帰りました。近くでたくさんの同年代の方たちと共演して、作品への向き合い方に刺激を受けました」と振り返っていた。

  ドラマ「僕らが殺した、最愛のキミ」は全6話で、第1~5話が配信中(第1話は無料配信)。10月8日に第6話が配信される。

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