二宮和也:「嵐」休止後、初ドラマで主演 「硫黄島」以来の軍人役 共演に有村架純

2022年1月3日放送の新春スペシャルドラマ「潜水艦カッペリーニ号の冒険」主演の二宮和也さん(左)と共演の有村架純さん (C)フジテレビ
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2022年1月3日放送の新春スペシャルドラマ「潜水艦カッペリーニ号の冒険」主演の二宮和也さん(左)と共演の有村架純さん (C)フジテレビ

 二宮和也さんが、2022年1月3日放送の新春スペシャルドラマ潜水艦カッペリーニ号の冒険」(フジテレビ系)に主演することが11月17日、分かった。二宮さんは「嵐」活動休止後、初のドラマ出演で、テレビドラマには2018年の「ブラックペアン」(TBS系)以来、約4年ぶりに出演。今作は第二次世界大戦中の日本海軍とイタリア人たちの友情と恋を描く物語で、二宮さんは厳格な海軍少佐・速水洋平を演じる。2006年公開の映画「硫黄島からの手紙」以来、約16年ぶりに軍服姿を披露。イタリア語のせりふや歌にも挑戦する。

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 併せて、有村架純さんの出演も発表された。有村さんは速水の妹で心優しい小学校教員の早季子を演じる。二宮さんとは、2014年のドラマ「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」で共演し、2017年には「第68回NHK紅白歌合戦」でそれぞれ白組と紅組の司会を務めた。

 1943年9月、潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ号が物資輸送のために日本へ向かっていた。イタリアは日本と同盟国だったが、カッペリーニ号の出航後、連合国側に寝返っていた。そんな事実を知らずにいた乗組員のイタリア人・アベーレ、シモーネ、アンジェロは、日本に到着すると、速水ら日本海軍に捕虜にされてしまう。速水の妹・早季子は実家の旅館で彼らの面倒を見ることになるが、アベーレが早季子に一目ぼれしてしまい……というストーリー。

 映画「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」などを手がけたホイチョイ・プロダクションズの馬場康夫さんが、初めてテレビドラマの演出を手がけ、「一度死んでみた」などの澤本嘉光さんが、初めてテレビドラマの脚本を務める。2022年1月3日午後9時~同11時半に放送。コメントは以下の通り。

 ◇二宮和也さん

 --台本を読んだ時の感想。

 戦時中のお話なのですが、人間と人間のいろいろなものを感じる話だと思いました。

 --撮影を振り返って。

 イタリア人の方々とお芝居したことがなかったので新鮮でした。

 --有村さんとの共演について。

 お芝居は何年も機会がなかったのですが、バラエティー番組などでご一緒する機会がありましたので、自然と懐かしさはなかったです。

 --視聴者の皆様へのメッセージ。

 ぜひ、人間模様を楽しんでいただきたいなと思います。戦争というものよりも、そんな最中(さなか)にこんな人間がいたのか、というところを感じていただけたらと思います。

 ◇有村架純さん

 --台本を読んだ時の感想。

 実際に存在したイタリア、ドイツ、日本と渡り歩いた潜水艦を舞台に、イタリア人兵士たちと日本人の間に繰り広げられる物語を全体的にポップに描いていて読みやすく、ある種マンガを読んでいるような、そんな印象を受けました。しかしながら、当時の時代の中にある理不尽さや時代が持つ狂気も感じられるので、メッセージ性のある台本だと思いました。

 --撮影を振り返って。

 イタリア兵士を演じられた役者さんがイタリア出身の方々で、現場にはイタリア語が飛び交っていました。とても新鮮でしたし、皆さん明るく陽気で、現場に行く度に元気をいただけたことを覚えています。

 --二宮さんとの共演について。

 作品では久しぶりにご一緒させていただきましたが、変わらない二宮さんがそこにいてくださり、安心して現場にいることができました。以前とは少し話せることも変わって、個人的に時間の流れを感じ、感慨深かったです。

 --視聴者の皆様へのメッセージ。

 その時代にある社会情勢などは調べなければわからないことも、こうして作品に携わらせていただくことで学ぶことが多いといつも感じます。ぜひ皆様もご覧になって、少しでも何かを得ることができたらうれしいです。

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