最愛:池からはい上がり、生きていた“渡辺昭”酒向芳 殺害したのは誰?

女優の吉高由里子さんが主演を務める連続ドラマ「最愛」のワンシーン(C)TBS
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女優の吉高由里子さんが主演を務める連続ドラマ「最愛」のワンシーン(C)TBS

 女優の吉高由里子さん主演の連続ドラマ「最愛」(TBS系、金曜午後10時)。11月19日に放送された第6話では、弁護士・加瀬賢一郎(井浦新さん)の尽力により、朝宮優(高橋文哉さん)は渡辺昭(酒向芳さん)の死には関与していないことが証明された。池からはい上がり、びしょびしょの姿の昭を目撃した人物がいたことにより、優に池に落とされた後もしばらく昭が生きていたことが判明。SNSでは、昭を殺害した“真犯人”について「真田梓が真犯人!?」「後藤が絡んでいる」などの意見が上がっている。

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 ◇梨央と優を守ろうとした“誰か”が犯人? それとも…

 ドラマは、殺人事件の重要参考人となった実業家の真田梨央(吉高さん)、その初恋相手で事件の真相を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平さん)、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎を中心にしたラブサスペンス。

 渡辺昭は、15年前に失踪した康介(朝井大智さん)の父親。昭は15年間、息子を捜し続けていたが、山中で発見された白骨遺体が康介だと判明。その10日後に、自身も遺体となって発見されていた。

 昭の遺体が見つかったのは西の池だったが、優は東の池のふちで昭を突き落としていた。第6話では、優が突き落とした後、池からはい上がった昭の姿を見たという目撃者が登場。びしょびしょの姿で、昭が「康介」と叫んでいたと明かした目撃者は、昭のほかには「誰も見かけなかった」と話すのだった。

 そんな昭を殺害した犯人について、SNS上では「渡辺父殺した犯人は梨央の母・梓(薬師丸ひろ子さん)」「後藤が第三者を使っていろいろ動いてそうなのが分かったから、渡辺昭殺害は後藤が雇った誰かなんじゃないかと思った」「真犯人は、加瀬。梨央を守るために、渡辺昭を殺害し、さらに、優を守った」といった意見が書き込まれた。

 なかには、「このドラマで起きる殺人は誰かを守ろうとして起きる。昭が殺されたのは、梨央と優を守ろうとした誰か」という意見も上がっていた。

 ◇橘しおりが梨央を恨む理由

 第6話では、橘しおり(田中みな実さん)の旧姓は松村で、渡辺康介の暴行事件の被害者リストに松村栞(しおり)の名前があったことが判明した。しおりが、2005、2006年の合同合宿で白山大に来ていたことも明らかになった。

 15年前に失踪した渡辺康介について、第5話(11月12日放送)で、梨央の父・朝宮達雄(光石研さん)が「全部私一人がやったことです」と告白した。当時の映像には、第三者の影が映っていたこともあり、共犯者の存在を疑う視聴者もいる中で、「しおりが達雄さんを手伝った可能性あるのかな」「(しおりは)康介にひどいことされつつも、実は好きだったとか?」と考察する人も。「なんで梨央に近づく必要がある?」と梨央を恨む理由がわからないと考える人もいた。

 ◇“藤井”岡山天音の意味深発言…

 さらに、第6話では、昭の事件と、15年前の事件が「関連濃厚でしょう」と話す藤井(岡山天音さん)の姿も描かれた。昭は岐阜での事件の関係者と何人かに会っており、そのうちの一人である長嶋(金井成大さん)と会って話を聞いてきたという大輝に、藤井は「少しはまともになってましたか?」と尋ねる。

 あまり変わっていなかったという大輝の回答に、藤井は「そう変わらんもんですよ、人間」と話すのだった。そんな中、都内に住んでる岐阜の事件の関係者として、松村の名前をそれとなく大輝に伝えたことから、SNSでは「なんで藤井はさっと松村栞の名前が出たのかな~」「藤井がますます怪しい…」「怪しい人を増やした藤井が何か深く関係してそう」という意見も上がっていた。

 同話のラストは、梨央の元へやってきたしおりが、「やっと会えましたね。この日を待っていました」と意味深に語りかける展開だった。その続きが、11月26日放送の第7話で描かれる。梨央の前に現れたしおりは、真田グループの不正について追及。話が見えない梨央はその場を去るが、しおりが自分や優のことを昔から知っていたような口ぶりに違和感を抱いていた。

 一方、大輝と桑田(佐久間由衣さん)は、15年前の事件の捜査から関係者として浮上したしおりと接触。15年前のある恨みが昭殺害事件につながった可能性があることをつかむが、しおりには事件当夜のアリバイがあって……と展開。予告動画では「思わぬ事態で急展開」というテロップも登場している。1カットも見逃さないようにしたい。

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