金子大地&醍醐虎汰朗:“奇才”白石晃士監督に「まんまと操られました」 「未来世紀SHIBUYA」で感じたもの

Huluオリジナルドラマ「未来世紀SHIBUYA」に出演している金子大地さん(右)と醍醐虎汰朗さん
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Huluオリジナルドラマ「未来世紀SHIBUYA」に出演している金子大地さん(右)と醍醐虎汰朗さん

 俳優の金子大地さんが主演を務める、オンライン動画配信サービス「Hulu(フールー)」のオリジナルドラマ「未来世紀SHIBUYA」。2036年の日本を舞台に、動画配信サービスで一獲千金を狙う孤児のミツルとカケルが、不可解な事件に巻き込まれていく姿を描く。ミツル役を金子さん、ミツルとバディーを組むカケルを醍醐虎汰朗さんが演じた。メガホンをとったのは映画「不能犯」「貞子 vs 伽椰子」などの“奇才”白石晃士監督。白石監督に「まんまと操られました」と明かす金子さんと醍醐さんに話を聞いた。

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 ドラマは、2036年の日本が舞台。孤児のミツルとカケルは、“WeTuber”の「正義マン」として、動画配信サービスで一獲千金を狙っていた。そんな中、さびれたシブヤの一角で、マネキンを抱えながら謎の暗号を繰り返す“マネキンおじさん”に遭遇し、撮影する。動画をアップしたところ、再生回数が伸び、喜ぶ2人だったが、不可解な事件に巻き込まれていく……という内容。

 フェイクドキュメンタリーの第一人者である白石監督のオリジナル脚本で、スマートフォンを使って撮影された、カット割りの少ないどこか生々しい主観映像が特徴となっている。

 金子さんは「台本を読んだ時点ではまったく想像できませんでした。スマホで撮るということを含めて、ギリギリまでつかめなくて、出来上がった映像を見て、初めて『こういうことか』と思ったり。実際にYouTuberのように撮っていて、途中でテロップが入ったり、とことん攻めた、今までにないドラマ。まんまと白石監督に操られたなって思いました」と振り返る。

 劇中には、テクノロジーの発展により生活を豊かにする画期的なツールが多数登場する。その一つが脳内に移植して使用する「Bチップ」で、チップを入れると瞬間移動が可能になったり、世界中の言語を操ることができたり、さらには気分も自由自在にコントロールができるという。

 また、過去の記憶を抽出して再生させたり、逆に削除して、別の記憶を入れ替えたりできる「記憶センター」の設立、眠るだけで脳内でセックスを疑似体験できる「バーチャルセックス」の実現、触れることこそできないが、人間同士と変わらないコミュニケーションが取れ、外見も年をとり、感情もあるAIとの「デジ恋」の普及など、「あるかもしれない未来」が映し出されている。

 醍醐さんは「未来の話で実際はどうなっているのか、分からないですけど、一度は誰もが夢見る瞬間移動とか出てきて。(出来上がった映像を見て)『これってドラゴンボールだ!』ってなって、すごくかっこいいなと思いました」と楽しそうな笑顔を見せる。

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 それぞれの役どころについて聞くと、金子さんは「ミツルとカケルも親がいなくて、悲しい過去があるにもかかわらず、それをまったく見せずに明るくしている。僕らが明るく演じれば演じるほど、悲しく見えるというのも面白いなと感じましたし、それが一つの軸にもなっている。あとミツルは格好が女性的で奇抜。ただ、どういう人物像かと言われると、よく分からないところがあって、だから現場では常に考えていました」と明かす。

 また「本当に遊び心がないと演じられない役で、真面目になればなるほどできなかったので、恥ずかしさは捨てて挑んでいました」という金子さん。一方で、醍醐さんはカケル役を「『ミツルが一番大好き』というものを軸に作っていった」といい。「カケルはかっこつけで、イキるんですけど、すべて空回りしてしまうダサい男にしたかった」と告白。

 「ずっと2人でカメラに映っているので、やっぱり愛されるキャラクターにしたかです。そのために、ずる賢さとか、装った感じは省きました。あと僕はカケルから純粋ゆえの“生きにくさ”を感じたので、自分の身の回りの人が大切すぎて、他のことが見えなくなってしまうような感覚や、そういう“熱さ”を持って演じました」と語った。

 今作を通じて、白石監督から「こだわる部分が違う。普通の人が見ているものとは違う角度から物事を見られているんだろうな」との印象を抱いたという醍醐さん。「虹が出ていて、普通は虹そのものを見るけど、白石監督はその虹が反射しているところを見ているような感覚。どこか不思議でミステリアス。そこの感覚の共有は大地君とよく監督のところに行って話したりしていました」と撮影エピソードを披露。

 金子さんも「白石監督は笑いのツボが人とは違っていて、そのツボが作品の中にもあるから、じわじわくるというか、だから見ていて飽きない、独特だなと思います。ただあの“白石監督節”って、撮影している段階ではまったく分からなかったので本当に不安でした(笑い)。だからこそ監督を信じるしかなかったので、そういった意味でも、まんまと操られたなと思っています」としみじみと振り返っていた。

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