ライオンの隠れ家
最終話 僕たちの新しい始まり
12月20日(金)放送分
荒木飛呂彦さんの同名マンガを俳優の高橋一生さん主演で実写化したNHKのドラマ「岸辺露伴は動かない」(総合)の新作が、12月27日から3夜連続で放送される。1年ぶりの新作で、副題は第4話が「ザ・ラン」(12月27日放送)、第5話が「背中の正面」(12月28日放送)、第6話が「六壁坂」(12月29日放送)。「背中の正面」は、チープトリックというスタンド(架空の超能力)が登場する「ジョジョの奇妙な冒険」本編が原作となる。
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ドラマは、荒木さんの人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの人気キャラクター、岸辺露伴を主人公とした「岸辺露伴は動かない」を実写化。人を本にして“読む”能力を持つマンガ家・岸辺露伴が遭遇する奇怪な事件や不可思議な現象に、女性編集者・泉京香と立ち向かうサスペンス・ホラーで、第1~3話が2020年12月28~30日に3夜連続で放送された。
脚本は、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」にも参加した小林靖子さん。高橋さんが露伴に扮(ふん)し、「だが断る」というおなじみのせりふも飛び出したほか、第2話の副題となった“使用禁止用語”「くしゃがら」も話題となった。
新作では、主人公・岸辺露伴役の高橋さんと、露伴の担当編集・泉京香役の飯豊まりえさんは続投。ゲストとして、第4話に笠松将さん、第5話に市川猿之助さん、第6話に内田理央さんが出演する。
笠松さんが、走る体をデザインするためスポーツジムに通う駆け出しのモデル・橋本陽馬、猿之助さんが、リゾート地の企画開発を請け負う会社の営業部に所属し、露伴が買い取った山をリゾート開発のため買い戻そうと露伴のもとを訪れる乙雅三(きのと・まさぞう)、内田さんが、六壁坂村で300年続くみそ造りで成功した大郷家の一人娘・大郷楠宝子(おおさと・なおこ)を演じる。
第4話「ザ・ラン」では、露伴は会員制のスポーツジムで橋本陽馬という若い男と出会う。陽馬は駆け出しのモデルで、事務所の社長から「体を作れ」と指示されてジムに通う、無気力でつかみどころのない青年だった。だがこの日を境に陽馬はランニングにのめり込むようになり、「走り」に対する執着は次第に常軌を逸していく。ある日、久しぶりに露伴の前に姿を見せた陽馬は見違えるほど自信に満ちあふれていた。そして陽馬は、露伴にマシーンを使った「あるランニング勝負」を提案する……。
第5話「背中の正面」では、露伴の家にリゾート開発を請け負う会社の営業部に勤める男、乙雅三が訪ねてきた。家の中に招き入れると、男は背中を壁につけたままはいずるようにして入ってくる。靴を脱ぐときも、椅子に座るときも、紅茶を飲むときも、愛想笑いは返しても、男は決して露伴に背中を見せようとしなかった。その奇妙な行動に猛烈に好奇心をかきたてられた露伴は策を弄(ろう)して無理やり男の背中を見てしまう。すると背中を見られた乙を異変が襲い、その異変はやがて露伴にも……。
第6話「六壁坂」は、露伴は妖怪伝説を取材するためだけの理由で「六壁坂村」の山林を買い破産してしまう。「財産よりもネタが大事」な露伴は妖怪伝説の謎を追って京香と村を訪れるが、手掛かりは見つからない。そんなとき露伴の前に現れたのは、村一番の名家の跡取り娘、大郷楠宝子だった。楠宝子は露伴が村を訪ねた理由を探ってくるが、自らも何かを隠しているようだ。楠宝子の記憶をヘブンズ・ドアーで読んだ露伴は、楠宝子と六壁坂にまつわる驚がくの真実を知ることになる。
NHK総合で12月27~29日午後10時に放送される。
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