松本潤さん主演の映画「99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE」(木村ひさし監督、12月30日公開)に出演する蒔田彩珠(あじゅ)さん。今年、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おかえりモネ」で、“みーちゃん”こと永浦未知役で話題を集めた蒔田さんだが、未知のように影のある役は演じやすいと話す。そんな蒔田さんが本作で演じる役は、謎の弁護士・南雲恭平(西島秀俊さん)の娘・エリ。新しい挑戦だったという蒔田さんに、映画の魅力、役作りの裏側を聞いた。
「99.9-刑事専門弁護士-」は、有罪率99.9%という刑事弁護の世界を舞台に、逆転不可能な状況の中、残された0.1%の可能性にこだわって事実を追求する刑事専門弁護士・深山(松本さん)らの活躍を描く人気ドラマシリーズ。映画では、深山のもとに15年前のある事件に関する依頼が舞い込む。事件には、謎の弁護士・南雲と娘のエリが関わっていた……というストーリー。
「99.9」シリーズといえば、松本さん、香川照之さんの軽妙な掛け合いや、アドリブの応酬でも知られ、初めて「99.9」の撮影現場を経験した蒔田さんは、「出演者の皆さんは、やっぱりアドリブとか、“ノリ”を作るのがとても上手で、はじめはついていけていない部分がありました」と告白。
続けて「自分がせりふを言うタイミングが分からなくて、撮影中、ずっと緊張していました。毎日がアドリブの嵐で、(クランクアップ後は)『やりきった!』という思いでした」と振り返る。
とりわけ、一番共演シーンが多かった香川さんから学んだものは多かったといい、「香川さんは、『ここをこうしたいから、こうしてもいい?』という相談も私にしてくださいました。見習うことが多く、カッコイイなと思いました」と打ち明ける。
蒔田さん演じるエリは、将来を嘱望された“天才ピアニスト”で、劇中ではオーケストラと一緒にピアノを演奏する姿も描かれる。「もちろんピアノの練習はたくさんした」といい、「撮影本番は万全の準備で挑んだつもりだったのですが、実際にオーケストラの方たちとステージに立つと、すごく緊張しました」と話す。「プロという設定で、演奏する曲も難しい曲だったし。でも、オーケストラの皆さんと撮影をしていたら、自分も“プロ”になった気持ちになりました」と話す。
蒔田さんは2002年8月7日生まれの19歳。本作は蒔田さんにとって、10代最後の年の出演作の一つとなったが、過去の出演作を振り返ってもらうと、「高校生の半ばくらいから、結構影のある役が続きました。でも、10代だからこそ挑戦できた作品が多かったのかなと思います」と振り返る。
自身は「普段は明るい」としつつも、影のある役の方が演じやすいといい、「影になるような問題を抱えていた方が、そこを深く掘り下げられるし、そこからその役の過去を想像できるんです。“ひっかかり”になるものがあったほうが演じやすい。ただ明るい女の子の方が、役作りは難しいというのはあります」と話す。
また、自身と対極にある役の方が演じやすいとも明かし、「対極だと自分とは全く違うので、自分という存在からちゃんと抜け出して、役になりきるということができるので」と説明。今後演じてみたい“対極の役”について聞くと、「非現実的なサイコパスみたいな役とかにはいつか挑戦してみたいです」と打ち明ける。
「カメラの前でお芝居をしているときが一番楽しい」と話す蒔田さん。憧れの役者について聞くと、米女優のアン・ハサウェイさんを挙げる。「海外の映画、ドラマが好きで、アン・ハサウェイさんが出ている作品はよく見るんです。普段はすごくおちゃめで、見た目はとてもクールで、そしてお話が面白い。でもお芝居になると、作品によって変幻自在な演技を見せるのが本当にすてきだし、こうなりたいなと思いますね」と力強く語った。
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