舞妓さんちのまかないさん:Netflixで実写ドラマ化 森七菜&出口夏希W主演 監督・脚本は是枝裕和

Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」のティザービジュアル(C)小山愛子・小学館/ STORY
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Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」のティザービジュアル(C)小山愛子・小学館/ STORY

 テレビアニメ化もされた小山愛子さんの人気マンガ「舞妓(まいこ)さんちのまかないさん」が実写ドラマ化され、Netflixで今年配信されることが分かった。ドラマは女優の森七菜さんと出口夏希さんのダブル主演。映画「そして父になる」(2013年)や「万引き家族」(2018年)などで知られる是枝裕和監督が総合演出・監督・脚本を務める。是枝監督がNetflixの作品を手がけるのは今作が初めて。蒔田彩珠(あじゅ)さん、松坂慶子さん、橋本愛さん、松岡茉優さん、常盤貴子さんが出演することも発表された。

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 「舞妓さんちのまかないさん」は、2016年からマンガ誌「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中のマンガで、京都の花街(かがい)を舞台に、舞妓が共同生活を営む屋形で食事を作る“まかないさん”として働く主人公キヨが、故郷の青森から一緒にやってきた親友であり“百年に一人の逸材”と将来を期待される舞妓のすみれと共に暮らしていく日常を描いている。昨年10月からテレビアニメ(NHK・Eテレ)も放送され、話題となっている。

 ドラマは、劇場版アニメ「君の名は。」(新海誠監督)などで知られる映画プロデューサーで小説家の川村元気さんの企画で、オーディションでキャストが選ばれたという。森さんがキヨ、出口さんがすみれをそれぞれ演じる。常盤さんが屋形の女将(おかみ)さん・梓、蒔田さんが梓の娘・涼子、松坂さんが屋形の先代の女将さん・千代、橋本さんが人気ナンバー1の芸妓(げいこ)の百子、松岡さんが百子の元同期で出戻りの芸妓・吉乃役で出演する。「Netflixシリーズ」として全9話で配信される。

 森さんは「美しい京都の街並みと、見とれてしまうような舞と、ときめく京都弁と、いつものご飯、屋形に響く笑い声。どこを切り取ってもきらめく空間は、本物の時間をお届けできると思います。いまだ撮影中ですが、私自身も完成を楽しみにしています。一緒に楽しんでいただければと思います」と話した。

 出口さんは「”百年に一人の逸材”と期待される舞妓役と聞いてどうしようかと思いました(笑い)。でも台本を読ませていただき、(すみれは)才能というよりも舞妓さんになりたい気持ちが真っすぐで、いつどこにいても、どんなときも舞のことで頭いっぱいで努力の天才だと感じました。自分にないものばかりでたくさん悩みましたが、皆さんに支えられて演じることができました。人とのつながりや、舞妓さんを支える人たちの優しい作品になっていますので、ぜひ見ていただきたいです」とアピールした。

 是枝監督は「川村さんからこのお話をいただき、何度か祇園に足を運びながら、屋形で暮らす人々が、非血縁の共同体であることと、街全体が内線電話でつながっている一つの有機体であるということにまず驚きました。そして、これは決して時代に取り残された過去の人々の物語ではなく、もしかするとコロナ以降の私たちが模索するべき新しい生き方のヒントになるかもしれないと、胸を躍らせながら、制作に取り組みました」とコメント。「舞妓さんの役は、キャリアに関係なく、全員横並びで、繰り返しオーディションをさせていただいて決定しました。まだ撮影は残っていますが、僕自身、完成を楽しみにしています」と語った。

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