山本周五郎の短編小説が原作のオムニバスドラマ「だれかに話したくなる山本周五郎日替わりドラマ2」（NHK・BSプレミア）の第2回「暗がりの乙松」が2月4日午後7時に放送される。2021年の大河ドラマ「青天を衝（つ）け」の川村恵十郎役も好評だった波岡一喜さんがメインキャストとして出演する。

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　第2回「暗がりの乙松」では、駆け出しの盗人の三次（柾木玲弥さん）は、盗みに入った宿屋で絶体絶命のところを男（波岡さん）に助けられる。それは、二代目ねずみ小僧の異名をとる大泥棒の乙松だった。その場で弟子入りを志願する三次。そして、腕前を認めてもらうため、目をつけていた農家から金を盗む手口を見せることにする。だが、その一部始終を見た乙松の口から出たのは、想像もしない一言だった……。

　本作は、短編時代小説の名手としても知られる山本周五郎の作品を、朗読を交えながらドラマ化。もがきながらも懸命に生きる人々を描いた、笑って泣けて心温まるストーリーが30分の間で展開。第2シリーズは全10回シリーズで、朗読は声優の梶裕貴さんが務める。