鎌倉殿の13人:菅田将暉語る“まだ英雄じゃない”義経 残忍だし、ずるいしせこいも「そうやって戦わざるをえなかった」

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源義経を演じる菅田将暉さん (C)NHK
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で源義経を演じる菅田将暉さん (C)NHK

 俳優の小栗旬さんが北条義時役で主演を務める2022年のNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第8回「いざ、鎌倉」が2月27日に放送され、前週第7回のラストで、源頼朝(大泉洋さん)の軍に加わるため出立した義経(菅田将暉さん)の一行が、鎌倉を目指す姿が描かれた。

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 菅田さん演じる義経は、頼朝と生き別れた弟で、奥州平泉から挙兵に駆け付ける。性格は欠点ばかりだが、戦場では恐るべき才能で次々と奇跡を起こす悲劇の天才武将。

 菅田さんはドラマの公式ツイッターで、義経について「天才軍略家、悲劇のヒーロー、大人気のアイドルの義経なわけですけど、今回の三谷(幸喜)さんの本ではそれだけじゃない人間味あふれる部分がいっぱいあって。決してただのいいやつじゃないし、わりと残忍だし、ずるいしせこいし。そういう必死さ、義経なりの戦い方、そうやって戦わざるをえなかったんだろうな、というような感じになればいいと思う」と告白。

 さらに、「僕が心がけなきゃいけないなと思うのは、彼はこの後、英雄になるんですよね。まだ英雄じゃないから、ちゃんと一人の人間として、家族、親を殺されていて、平家に。『お兄ちゃんが戦いに出る!』『そこに俺も一緒に行くんだ!』と、ただお兄ちゃんのために、家族のためにと真っすぐな。ただその真っすぐさが、ときに違う方向に向くって感じでやれればなと思っていますね」と語っている。

 「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く、予測不能のエンターテインメント作だ。

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