緊急取調室 (2025)
第7話 赤い殺意
12月4日(木)放送分
女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第94回が3月15日に放送された。再々登場した算太(濱田岳さん)が、音楽担当・金子隆博さん作曲のオリジナル曲「Keep Smilin’」に乗せて、ダンスする一幕があった。
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クリスマスイブの夜に算太が、大月家を訪ねてきた。算太は素性を明かし、ひなた(川栄さん)は初めて親戚だったことを知る。翌日、一泊させてもらったお礼として、算太はサンタクロースの扮装(ふんそう)をして、商店街の福引を手伝うことに。
荒物屋の前で、岡山時代にご近所さんだった赤螺吉右衛門(堀部圭亮さん)と再会した算太は、岡山時代の思い出がフラッシュバック。駆け寄ってきた幼い安子(網本唯舞葵=あみもと・いぶき=さん)にダンスをせがませる幻を見ると、高齢にもかかわらず軽やかなダンスを披露した。商店街の住人が手拍子する中、踊り終えた算太が空を見上げると、そこには岡山の和菓子屋「たちばな」の看板が映り、算太は倒れてしまう……。
同回の演出を担当した安達もじりさんは「表現しないといけない感情が多くあるシーンだったので『これは大変だ』と思った」といい、「濱田さんが『最後はちゃんと踊りたい』と言ってくださったので、ダンス指導の先生と相談し、それぞれの振り付けに、こういう心情で踊っていると意味合いを持たせました」と説明する。
制作陣の間では「リアリティーという点では、高齢で病気の算太がどこまで踊れるのかという議論もありました」というが、「楽しく踊ってもらいたかったので、濱田さんに『構えた瞬間からスイッチが入るという表現にしましょう』と話しました」という。
また「濱田さんが『安子のために踊っていいですか?』とおっしゃり、現代の商店街が映るシーンでも、実は画面に映らない場所に安子ちゃん(網本さん)にいてもらい、彼女に向けて踊っているという仕掛けがありました」と明かし、「(安子と算太の2人がそろう場面が)非常に懐かしく、現場で私がほろっとしてしまいました」としみじみ語った。
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