テレビ試写室:「科捜研の女 Season21」最終回 マリコを狙う巧妙なワナ、立ち向かうチーム科捜研 沢口靖子「23年分の思い込めて」

「科捜研の女 Season21」最終回2時間スペシャルの一場面=テレビ朝日提供
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「科捜研の女 Season21」最終回2時間スペシャルの一場面=テレビ朝日提供

 ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組を放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は、4月7日午後8時から放送される女優の沢口靖子さん主演の人気ミステリードラマ「科捜研の女 Season21」(テレビ朝日系)の最終回2時間スペシャルを紹介する。

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 「科捜研の女」は、「京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)」の法医研究員・榊マリコ(沢口さん)が、仲間たちと事件の真相解明に挑む姿を描く。1999年にスタートし、現行の連続ドラマの最多シリーズ記録を更新中だ。

 最終回では、昨年12月放送の第8話に登場した「殺人AI」を操る天才研究者・宮越優真(美村里江さん)が再登場し、マリコと再び火花を散らす。第8話で、マリコたちに尻尾(しっぽ)をつかませなかった優真だが、今回も巧妙なワナを張り巡らす。そして、マリコを史上最悪の危機に陥れる。優秀な“リケジョ”同士の因縁の対決が、今シーズンのクライマックスでどのように決着するのか、注目ポイントになっている。

 チーム科捜研の“絆”も試される。マリコの危機に伴い科捜研も解散の危機に陥るが、宇佐見裕也(風間トオルさん)、日野和正(斉藤暁さん)、橋口呂太(渡部秀さん)、涌田亜美(山本ひかるさん)の振る舞いには胸が熱くなる。また、立場は違うが良き仲間である土門薫(内藤剛志さん)刑事、風丘早月(若村麻由美さん)の、マリコを信じるがゆえの行動も胸に迫った。

 「23年分の思いを込めて特別な気持ちで取り組ませていただきました」と語る沢口さん。ファンにとってはきっと、網膜に焼き付くようなラストシーンが待っているに違いない。シリーズ23年目のフィナーレをぜひ、見届けてほしい。

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