黒島結菜:朝ドラ「ちむどんどん」ヒロイン 「25歳でも落ち着かない」パワフルさ意識

NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で黒島結菜さんが演じるヒロイン比嘉暢子(C)NHK
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NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で黒島結菜さんが演じるヒロイン比嘉暢子(C)NHK

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ちむどんどん」(総合、月~土曜午前8時ほか)で主人公・比嘉暢子(のぶこ)を演じる女優の黒島結菜さん。沖縄の4兄妹の次女で、やがて料理人を目指すヒロインとして、半年間の物語を紡いでいく。暢子は「潔く真っすぐで喜怒哀楽のはっきりした性格」というが、暢子を演じる上での“こだわり”とは? 黒島さんに、朝ドラヒロインへの思いと共に聞いた。

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 ◇大役に「大変なこともそんなにない」とけろり

 「ちむどんどん」は、2014年度後期の朝ドラ「マッサン」などの脚本家・羽原大介さんのオリジナル作品。2022年に本土復帰50年を迎える沖縄が舞台で、沖縄料理に夢をかけるヒロイン・暢子と、強い絆で結ばれた4兄妹の笑いと涙の物語となる。4兄妹は暢子と、竜星涼さん演じる兄・賢秀、川口春奈さん演じる姉・良子、上白石萌歌さん演じる妹・歌子となっている。

 暢子は、沖縄本島北部、「やんばる地域」のひなびた村の農家に生まれ育つ、4兄妹の次女。幼い頃からのんきでマイペースだが、潔く真っすぐで喜怒哀楽のはっきりした性格。運動も大の得意で、食べること、おいしいものをこよなく愛し、ある事情から一家の「料理担当」に。一度だけ食べた西洋料理のきらびやかな魅力にとりつかれ、やがて料理人を目指して東京へと旅立つ。

 「マッサン」(2015年)、「スカーレット」(2020年)に続く3度目の朝ドラでヒロインに抜てきされた黒島さんは、大役に顔をほころばせる。

 「初めは、私にヒロインが務まるのかなとプレッシャーがありましたが、故郷である沖縄が舞台なのでうれしかったですし、発表後沖縄の方々から『頑張ってね!』と声をいただき撮影が楽しみになりました」

 昨年10月のクランクインから約半年がたったが、「大変なことも今のところそんなにありません」とけろりとしている。「ずっと出ずっぱりですし、撮影が遅くなってくると、やはり疲れることはありますが、ほかのみんなも頑張っていますし、遅い時間になってくるとみんなで『頑張ろう』ってテンションも上がってくるんです。面白いですよね(笑い)。そんな雰囲気の中なので撮影はいつも楽しいです」と明かした。

 ◇“パワフルさ”にこだわり プライベートも暢子に引っ張られる?

 暢子については「運動が得意で、おいしいものが大好きで、ご飯を作るのも上手。周りから愛される魅力を持つ元気な女の子です」と紹介する。

 演じる上では「うれしかったり、楽しかったりすると、飛んだり、跳ねたり、全身で感情表現をすることを意識しています」といい、“25歳でも落ち着かないようなパワフルさ”にこだわっているという。

 「今ちょうど20代の暢子を演じているのですが、“25歳になったらもうちょっと落ち着いているだろう”みたいなところも、暢子だったらまだまだ全身で感情表現をするだろうと思って演じています」

 そんな暢子の性格と、自身は正反対だという。「私自身“うれしい”とか、自分の感情を出すことが苦手なので、全然違いますね」と笑う。「でも、暢子を演じることはすごく楽しいです! 最近では、暢子の元気な性格に引っ張られて、プライベートでも人見知りがなくなったり……すごい良い影響を役からもらっている気がします」と語っていた。

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