俳優のディーン・フジオカさん主演の連続ドラマ「パンドラの果実～科学犯罪捜査ファイル～」（日本テレビ系、土曜午後10時）が4月23日に始まる。ディーン・フジオカさんは、「今からあなたを脅迫します」以来、4年半ぶりの同局系ドラマ主演。

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　同局と動画配信サービス「Hulu」の共同製作。原作は中村啓さんの「SCIS 科学犯罪捜査班 天才科学者・最上友紀子の挑戦」（光文社文庫）。科学犯罪対策室を創設した理系出身の警察官僚・小比類巻祐一（こひるいまき・ゆういち／ディーン・フジオカさん）が、天才科学者・最上友紀子（もがみ・ゆきこ／岸井ゆきのさん）とベテラン刑事・長谷部勉（はせべ・つとむ／ユースケ・サンタマリアさん）と共に、科学の力により巻き起こる不可思議な事件を捜査する。

　監督は「海猿」シリーズなどで知られる羽住英一郎さん。全10話で、6月からシーズン2（全6話）が動画配信サービス「Hulu（フールー）」で独占配信される。

　小比類巻の大学時代の後輩で、相談相手の三枝益生役で佐藤隆太さん、科学犯罪対策室の捜査に振り回される警視庁捜査一課長・警視正の葛木信介役で西村和彦さん、小比類巻の亡妻・亜美役で本仮屋ユイカさん、最先端科学を利用して人類の進化を目指す集団のカリスマ的創始者で代表のカール・カーン役で安藤政信さんが出演する。

　第1話は……警視正の小比類巻が警察庁内に設立し室長となった科学犯罪対策室。小比類巻は、5年前に妻亜美を亡くした後、シングルファーザーとして娘星来（鈴木凜子さん）を育てている。

　小比類巻は、なぜか科学に疎い元捜査一課ベテラン刑事の警部・長谷部をメンバーに指名。

　最初の事件は最先端のロボット開発を手掛ける神楽テクノロジーが現場。CEO・安井が遺体で発見される。安井はロボットの動作を確認するシミュレーションルームという密閉空間で意図的に呼吸困難にさせられ、殺害されていた。

　小比類巻は長谷部と共に、被疑者の最先端AI搭載介護用ロボット「LEO」を訪ねる。ロボット開発チームのチーフ・郷原美鈴（内田理央さん）は、LEOの犯行を否定するも、LEOは「安井CEOは私が殺しました」と自供する。

　小比類巻は人里離れた所に暮らす最上に捜査協力を依頼。被疑者としてLEOの出頭を正式要請し、前代未聞のAIロボットへの取り調べが始まる。