緊急取調室 (2025)
第7話 赤い殺意
12月4日(木)放送分
女優の黒島結菜さんが主演する連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK総合、月~土曜午前8時ほか)に出演する俳優の竜星涼さん。竜星さんは、ヒロイン・暢子(のぶこ、黒島さん)の兄で、比嘉家の長男・賢秀を演じている。2017年度前期の「ひよっこ」以来、5年ぶりの朝ドラ出演となる竜星さんに、今作への意気込みを聞いた。
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「ちむどんどん」は、2014年度後期の朝ドラ「マッサン」などの脚本家・羽原大介さんのオリジナル作品。2022年に本土復帰50年を迎える沖縄が舞台で、沖縄料理に夢をかける暢子と、強い絆で結ばれた4兄妹の笑いと涙の物語となる。4兄妹は暢子と、兄・賢秀、姉・良子(川口春奈さん)、妹・歌子(上白石萌歌さん)となっている。
竜星さん扮(ふん)する賢秀は、自由奔放で腕力だけは人一倍。勉強が苦手で素行も悪いが、心優しい家族思い。常に「比嘉家の長男」を自負し、家族のためにさまざまな挑戦をするが、かえって迷惑をかけることが多い。子供の頃、比嘉家では豚を飼っており、以来こよなく豚を愛する男となる。
朝ドラ出演は「ひよっこ」以来となる竜星さん。東京都出身だったため、「ひよっこ」では茨城県出身でなまりのある警察官・綿引正義役に苦労した。「初めての朝ドラということもあって、いろいろ慣れなかったり、方言に苦しんだり、すごく打ちのめされた感覚でした。自分が思ってた以上に毎回悔しい思いをしました」と振り返る。
今作の出演が決まり、竜星さんは「自分の中ではリベンジマッチという気持ちです。当時の悔しかった気持ちや、もっと楽しめたらという思いを全部注いでいます。プロデューサーや、脚本家の羽原さんなどスタッフの皆さんに、僕を指名していただいて本当に感謝しかないですし、その期待に応えられたらという気持ちが強いです」と意気込む。
賢秀について「思ったことを素直に実行して、真っすぐ突き進んでいく。型破りで、人に迷惑をかけることもある」と竜星さん。「国民的なニーニー(沖縄の言葉で兄)になりたいという気持ちでいます」と明かす一方で、「(賢秀は)嫌われるか好かれるかのどっちかだと思います。プロデューサーさんが、脚本上ではすごく憎まれるようなニーニーなはずなんだけれど、僕がやるとチャーミングで愛くるしい形になると言ってくださるので、皆さんがどのように受け止めてくださるのか楽しみです」と語る。
自身を明るい性格と表現する竜星さんは、「陰と陽で言ったら、明るい陽気な兄ちゃんの役のほうが楽しい」と話す。賢秀役も楽しみながら演じられているといい、「イマジネーションが湧くし、いろいろなアドリブが瞬発的に出てきます」と自信ものぞかせる。
今作は家族の物語でもある。家族全員がそろうシーンについて、竜星さんは「基本的に僕が出ているときはハチャメチャになる」といい、「熱量のあるシーンが多く、僕自身もエネルギーがマックスでショートすることもあります」と告白。「きっと使われないだろうなと思いながら、アドリブもいっぱいしています(笑い)」と裏側を伝えていた。
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