カムカムエヴリバディ:きょう総集編、“ひなたの道”を振り返る “最後のプレゼント”「大胆な編集」「驚きの仕掛け」も

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の一場面 (C)NHK

 女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」の総集編が、5月4日午後2時から総合で放送される。「安子編」「るい編」「ひなた編」それぞれのハイライトを交え、ヒロインたちが歩んだ“ひなたの道”を170分にわたって振り返る。

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 「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつないだ。

 午後2時から放送の「安子編」では、第1週~第8週をまとめた。岡山の和菓子屋で生まれ育った安子(上白石さん)が、ラジオ英語講座に導かれながら、戦前から戦後にかけての激動の時代を生き抜いていく姿を描く。

 午後3時5分から放送の「るい編」では、第8週~第14週をまとめた。安子の娘・るい(深津さん)は故郷の岡山を離れて大阪へ。ひょんな出会いからクリーニング屋で住み込みで働くことになるが、そこに変わった客(オダギリジョーさん)がやってくる。ひとりぼっちだったるいが自分の居場所をみつけていく物語。

 午後4時から放送の「ひなた編」では、第15週~最終週をまとめた。るいと錠一郎(オダギリさん)の娘・ひなた(川栄さん)は大の時代劇好き。京都太秦にある映画村で働くことになるが、外国人観光客を相手にするため、ラジオ英語講座で英語を学ぶ。ある日、日本を舞台にした映画を撮るためハリウッドからスタッフが。その中にアニー・ヒラカワ(森山良子さん)という日系人スタッフがいて……という展開。

 制作統括・堀之内礼二郎チーフプロデューサー(CP)は、総集編について「こちら、本編をただ短くしただけではありません。チーフ演出の安達もじりと編集の佐藤秀城が大胆な編集をほどこし、一本の別の作品としても楽しめるくらい初めから紡ぎ直した総集編になっています。ちょっとした驚きの仕掛けもありますし、新たな編集の効果で印象深いあの場面に違う感動を感じるなど、さまざまな工夫が加わりました。安子編から見れば170分ありますが、100年の物語と思いがこめられた、カムカム制作チームからの最後のプレゼントです。ぜひご覧ください」と語っている。

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