松下洸平:波瑠、吉高由里子、土屋太鳳 次々と朝ドラヒロインの“お相手”に! “沼落ち”させる演技で魅了

松下洸平さん
1 / 1
松下洸平さん

 連続ドラマ「やんごとなき一族」(フジテレビ系、木曜午後10時)に出演する俳優の松下洸平さん。2019年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」でヒロイン・川原喜美子(戸田恵梨香さん)の相手役、十代田八郎を好演し、その名を一躍広めた。「やんごとなき一族」では、主人公・深山佐都の夫の健太を演じているが、佐都役の土屋太鳳さんは2015年度前期の「まれ」でヒロインを務めた朝ドラ女優だ。偶然にも、近年のドラマで朝ドラヒロインとの共演が続いている松下さんの“遍歴”をたどってみたい。

ウナギノボリ

 ◇“八郎沼”に視聴者を取り込んだ! ブレークのきっかけとなった「スカーレット」

 「スカーレット」は、焼き物の里・滋賀県信楽で、初の女性陶芸家となった喜美子の波瀾(はらん)万丈の半生を描いた。喜美子は男勝りで大胆な性格のヒロイン。八郎に聞きたいことがあった喜美子が、八郎の腕をつかんで“逆壁ドン”する場面も登場し、視聴者を沸かせた。

 同シーンでは、“壁ドン”をされた八郎にも注目が集まり、「どう見ても八郎君がヒロイン」「八郎が一番、乙女で可愛らしい」と話題に。その愛らしさが視聴者の間で好評を呼び、「八郎沼」というワードも誕生するなど、SNSを中心に盛り上がりを見せた。

 ◇“逆壁ドン”再び! 鈍感男子役がハマった「#リモラブ」

 2020年10月期の「#リモラブ ~普通の恋は邪道~」(日本テレビ系)では、弱気だが誠実な営業社員・青林風一を演じた松下さん。主人公・美々がSNSで知り合った相手「檸檬(れもん)」に好意を抱くが、その正体は社内の人物である可能性が浮上し、檸檬探しを始める、というストーリー。美々役は波瑠さんで、波瑠さんは2015年度後期の朝ドラ「あさが来た」でヒロイン・今井あさ役を務めた。

 青林は美々の“恋の容疑者”の一人として登場したが、後に檸檬だと判明し、美々と結ばれる結末となった。青林が檸檬だと勘づき始めた美々は、それとなく青林にヒントを出すが、なかなか気づかない“鈍感男子”ぶりで、またしても“逆壁ドン”で問いただされる始末。しかし、穏やかで優しく、ピュアな性格のため、どこか見守ってあげたくなるような存在で、今度は「青ちゃん沼」と視聴者をとりこにした。

 ◇“今までにない松下洸平”披露 ギャップで魅せた「最愛」

 それから1年後、2021年10月期の「最愛」(TBS系)では、殺人事件の重要参考人となった主人公・真田梨央の初恋相手で、事件の真相を追う刑事・宮崎大輝を演じた。梨央、大輝と、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎(井浦新さん)を中心にしたラブサスペンスで、梨央に扮(ふん)したのは、2014年度前期の朝ドラ「花子とアン」でヒロイン・村岡花子を演じた吉高由里子さんだ。

 大輝は少し荒っぽい一面もあるキャラクターで、“今までにない松下洸平”を披露。一方で、恋心を抱く梨央の前ではふとした優しさも見せ、視聴者の間ではこのギャップも含めて「大ちゃん沼」として話題を呼んだ。

 ◇早くも“健太沼”? 「やんごとなき一族」で“甘々”な姿

 そして今回、「やんごとなき一族」で健太に扮している松下さん。本作は、こやまゆかりさんの同名マンガが原作で、庶民の家庭から上流社会の一族に嫁ぐことになった佐都の姿を描く“アフター・シンデレラ・ストーリー”だ。

 健太は、400年以上続く由緒正しき名家・深山家の次男。明るく気さくな性格で、御曹司らしく教養も兼ね備えたジェントルマン。独裁的な父・圭一(石橋凌さん)や深山家の慣習に幼少期から嫌悪感があり、学生時代に家を出て一人暮らしを始め、深山家とは無関係の会社に就職したが、結婚を機に再び深山家で暮らすこととなった。

 母と2人で食堂を切り盛りしていた佐都と出会い、人情味あふれた彼女の家庭に憧れを抱いた健太は、深山家の“改革”を決意。現在、佐都と共に“やんごとなき一族”の中で奮闘している。

 劇中では、佐都を“お姫様抱っこ”したりと、妻に対して“甘々”な振る舞いをする健太の姿も描かれており、SNSでは「もう既に健太沼」といった声も上がっている。今作でも、松下さんが視聴者を存分に“沼落ち”させてくれることを期待したい。

テレビ 最新記事