杉野遥亮：アクションへの思いも「まずはストレッチしないと」　橋本環奈のタフネス感じたエピソードも明かす

　女優の橋本環奈さん主演映画「バイオレンスアクション」（瑠東東一郎監督、8月19日公開）で、ヤクザの金庫番で菊野ケイ（橋本さん）に急接近するテラノを演じた俳優の杉野遥亮さん。「自分とは真逆のキャラクター」というテラノ役への思いを語ってくれた。

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　映画は、累計発行部数が70万部超、オンラインアクセス数は1000万PVを超える浅井蓮次さんと沢田新さんの同名マンガ（小学館）が原作。ゆるふわな雰囲気の女の子・菊野ケイが日商簿記検定2級の取得を目指し、専門学校に通いながら、殺し屋のアルバイトをする日常が描かれる。

　テラノを演じるに当たり「人として、俳優として（テラノと）どう向き合うかを考えていました。せりふをどのように言うか、どう積み重ねるかを監督とも話しました」と現場で生まれたものを大事にしながら演じていった。

　テラノ役は「難しかったです」といい「（撮影時も）難しいと思っていましたけれど、今の方が難しい役だったなと感じています。ヤクザは自分とは真逆なところにいるので、テラノのどこか共感できるポイントだったり、テラノの良いところを探していくことで役に寄り添えたかなと思います」と振り返る。

　共演者には、ケイに思いを寄せる渡辺役の鈴鹿央士さん、ケイが働くバイト先の店長役の馬場ふみかさん、凄腕スナイパー・だりあ役の太田夢莉さん、殺し屋・金子役の森崎ウィンさん、制御不能のヤクザ・アヤベ役の大東駿介さん、野心家のヤクザ・木下役の高橋克典さん、巨大なヤクザ組織の三代目組長役の佐藤二朗さん、殺し屋・みちたかくん役の城田優さん、運転手のヅラさん役の岡村隆史さんなど、個性豊かなキャストの名が並ぶ。

　キャストとの思い出について聞くと、「高橋克典さんとはグリーンバックで一緒に落ちました。（ワイヤに）つられながら落ちることはあまり経験することはなかったので、痛かったです（笑い）」と話す。

　主演の橋本さんとは一緒に撮影する時間も多かったといい「大変そうだなと思いました。アクションをすごく練習してきたみたいですし、あるワンシーンに5、6時間かかったんです。僕は、その間の時間は休んでいました（笑い）。戻ってきたらまだアクションをやっていて。あれはタフネスです……」と、努力を惜しまない橋本さんの姿にすごさを感じたという。

　自身のアクションへの思いについては「がっつりアクションをやるのはあまり経験していないので、やりたい気持ちはあります。良い絵が撮れたときは楽しいですし。でも、まずはストレッチをしないとですね」と、アクションもやってみたい分野の一つと考える。

　作品については「劇場でポップな音楽が流れながらアクションを見られる新感覚な映像作品だと思います」と語る。「世界観も面白いですし、みちたかくんとケイの戦いなんかは世界線が違うようにも感じます。いろんな楽しみ方があると思っています」とアピールした。