井ノ原快彦さんが、NHKが4月に新設した帯ドラマ枠「夜ドラ」（総合、月～木曜午後10時45分～11時）で10月10日からスタートする連続ドラマ「つまらない住宅地のすべての家」で主演を務めることが8月22日、明らかになった。井ノ原さんは、信用金庫に勤める1児の父で、自治会長の丸川明を演じる。中学3年生になる明の息子・丸川良太を、同局の子供向け教育番組「天才てれびくんYOU」で“てれび戦士”として出演していたジャニーズJr.の岸蒼太さんが演じる。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　ドラマは、津村記久子さんの同名小説（双葉社）が原作。関東近郊のどこにでもあるような、9軒の家が並ぶ住宅地が舞台。ある日「刑務所を脱走した女がこのあたりに向かっているかもしれない」というニュースが飛び込み、自治会長の明の思いつきで、住人たちが交代で見張りをすることになる。この見張りをきっかけに住人たちの悩みや、逃亡犯が脱走した本当の目的が明らかになっていく。

　井ノ原さん、岸さんのほか、夏川結衣さん、中田喜子さん、尾美としのりさん、京野ことみさん、浜野謙太さん、吉行和子さんが出演することも発表された。

　井ノ原さんは「今回、初めて共演する方が多いのですが、皆さんとても個性豊かなので演じていてとにかく楽しく、クランクイン初日から素晴らしいチームワークで撮影が進んでいます。そうそうたるキャストの皆さんの胸を借りる気持ちで、最後まで丁寧に演じたいと思います」と意気込みを語っている。

　続けて、「どこにでもありそうで、どこにもないような、クセのある家族がそろっています。逃亡犯のことはもちろん、それぞれの家族が抱える問題の行方にも注目していただければ。毎日15分、見たらきっとのめり込んでしまうと思います。ぜひ、肩の力を抜いて楽しんでご覧ください」と作品をアピールした。