オールドルーキー:国立競技場でクランクアップ 綾野剛「青春の日々を過ごせた」

連続ドラマ「オールドルーキー」に出演する(左から)増田貴久さん、中川大志さん、岡崎紗絵さん、綾野剛さん、芳根京子さん、高橋克実さん、反町隆史さん(C)TBS
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連続ドラマ「オールドルーキー」に出演する(左から)増田貴久さん、中川大志さん、岡崎紗絵さん、綾野剛さん、芳根京子さん、高橋克実さん、反町隆史さん(C)TBS

 俳優の綾野剛さんが主演するTBS系「日曜劇場」(日曜午後9時)枠の連続ドラマ「オールドルーキー」がこのほど、国立競技場(東京都新宿区)でクランクアップを迎えた。石井康晴監督から花束を渡された綾野さんは、共演者からの「新町コール」が響く中、石井監督と熱く抱き合い、スタッフや共演者に感謝し、「オールドルーキーという名の青春の日々を過ごせました」と語った。

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 国立競技場でのクランクアップには、綾野さんのほか、芳根京子さん、中川大志さん、岡崎紗絵さん、増田貴久さん、高橋克実さん、反町隆史さんが集結。最後のあいさつでは“ベストイレブン”との別れと達成感で、涙する共演者もいた。

 芳根さんが「綾野さんとバディーを組めて、この作品でヒロインという立場でこの現場にいさせてもらえたこと、本当に感謝しております。最高の夏でした。忘れられない夏になりました!」と語ると、中川さんも「これまでの人生でスポーツからたくさん力をもらってきましたが、スポーツは結果がわからないので、アスリートの皆さんががむしゃらに戦っているのを目の前にして、先の結果がどうなるかわからない瞬間に心が動かされるものだなと思いました」としみじみ。

 岡崎さんは「このドラマを見て泣かなかった回は本当にないくらいに毎話感動する、大好きなドラマでした」といい、増田さんは「スタッフさんがすごく時間をかけて準備されてつくってきた素晴らしいドラマに関われたことが、本当に大きいことだと、周りの反応から改めて知ることができて、この日曜劇場に出させてもらって幸せだったなと思います」とコメント。高橋さんは「本当に居心地のいい、そして座長が素晴らしい、いい座組みをありがとうございました!」と語った。

 本作で日曜劇場初出演を果たした反町さんは「この番組のスタッフの皆さんのつくることに対する姿勢、こだわりをものすごく感じました。久々の他局の現場でしたので、最初はいろいろ戸惑いもありましたが、本当にいいチームだなと思いました」と語った。

 9月4日放送の最終回で、新町(綾野さん)は解雇されて「ビクトリー」を去り、高柳(反町さん)と今後スポーツマネジメントには関わらないことを約束する。「ビクトリー」を退職し、まったく関係ない仕事をしていた新町だったが、伊垣(神尾楓珠さん)はそんな新町を頼ってきた。伊垣の熱意に負け、新町はスポーツマネジメント最後の仕事として、伊垣の代理人をやらせてほしいと高柳に願い出る。そんな時に衝撃的な事件が起こる……という展開。

 ◇綾野剛さんのコメント

 コロナ禍の中で番組をつくるということ、創作することが本当に難しくなっている中で、最後まで走り抜けたということが本当に奇跡だと思っております。この何年間、それぞれが「エンタメは必要なのか」と問われた瞬間があったと思いますが、この番組とアスリートの皆様を通して、エンターテインメントを絶やさず、その必要性をあらためて強く感じました。

 この「オールドルーキー」という作品自体が持っている「主役性感度」。それをずっと照らし続け、呼吸を録(と)り、アスリートを撮り続けた、スタッフの皆さんこそが主役です。その情熱と執念と思いあってこそ、今作でフィクションとノンフィクションの融合がかない、まさにハイブリッドな形での新鮮な作品が出来上がったのだと自負しております。

 スタッフの皆さん本当にお疲れ様でした。出演してくださいましたアスリートの皆様、心から感謝申し上げます。そして、キャストのみんな、愛してます!  皆様とオールドルーキーという名の青春の日々を過ごせたことを心から感謝しております! 

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