浅沼晋太郎:12年ぶり「私」役にプレッシャー 成長ぶりに違和感も? 京都で「四畳半タイムマシンブルース」特別上映会

アニメ「四畳半タイムマシンブルース」特別上映会に出席した浅沼晋太郎さん
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アニメ「四畳半タイムマシンブルース」特別上映会に出席した浅沼晋太郎さん

 声優の浅沼晋太郎さんが9月18日、京都市内で行われたアニメ「四畳半タイムマシンブルース」の特別上映会に出席。2010年放送の「四畳半神話大系」以来、12年ぶりに主人公の「私」を演じる浅沼さんは「12年ぶりに関われて、うれしいと同時に恐怖も。好きでいただいてくださる方が多いので、がっかりさせてはいけないとプレッシャーに押しつぶされそうな自分もいた」と明かした。

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 浅沼さんは「私」について「思い入れのあるキャラクターだったので、成長してほしくない、私は私のまま愚かで、どこまでも不毛でいてほしいというゆがんだ思いがありました」と語り、「今作ではみんなを引っ張っていって、どこか頼もしく見えました。『成長しすぎじゃないですか?』と監督、音響監督とディスカッションし、『成長しているんだよ』と(説明を受けた)。すっかり飲み込んで、丁寧に作っていただき、納得いく作品になりました」と語った。

 イベントには原作の森見登美彦さん、原案・脚本の上田誠さん、夏目真悟監督、キャラクター原案の中村佑介さんも登場した。

 「四畳半タイムマシンブルース」は、「四畳半神話大系」と、実写化もされた「ヨーロッパ企画」の上田さんの戯曲「サマータイムマシン・ブルース」によって生まれた小説。「私」のもとに25年後の未来からタイムマシンに乗ってやってきたという男子学生・田村が現れる……という展開で、タイムマシンで昨日に戻って、壊れる前のエアコンのリモコンを持ってこようとしたり、悪友の小津たちがタイムマシンで勝手気ままに昨日を改変、過去を書き換えたりするなどタイムマシンを無駄遣いすることになる。

 アニメは、「四畳半神話大系」などに参加し、「ワンパンマン」「Sonny Boy」などを手がけた夏目さんが監督を務め、「夜は短し歩けよ乙女」「映像研には手を出すな!」などのサイエンスSARUが制作。「四畳半神話大系」と同じく浅沼さんが「私」を演じるほか、坂本真綾さん、吉野裕行さん、諏訪部順一さんらが声優として出演する。9月30日から3週間限定で劇場公開。配信サービス「Disney+」で先行配信されている。

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