横浜流星:「線は、僕を描く」ロケ地・京都に凱旋 半年間仕事なかった過去「腐らなくてよかった」

映画「線は、僕を描く」公開記念イベントに出席した横浜流星さん(C)砥上裕將/講談社(C)2022映画「線は、僕を描く」製作委員会
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映画「線は、僕を描く」公開記念イベントに出席した横浜流星さん(C)砥上裕將/講談社(C)2022映画「線は、僕を描く」製作委員会

 俳優の横浜流星さんが9月18日、立命館大学衣笠キャンパス(京都市北区)で開催された主演映画「線は、僕を描く」(小泉徳宏監督、10月21日公開)のイベントに出席。映画は京都や滋賀などでロケが行われた。京都に凱旋(がいせん)を果たした横浜さんは「空気が澄んでいて癒やされましたし、ロケ地からパワーをいただけました。今日ここに入ってきて、『僕そこで水墨画、描いてたな』といろんな記憶がよみがえってきました。本当にいい場所だった記憶があります」とコメントした。

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 映画にちなみ、最初の一歩を踏み出したときに怖くなかったかと聞かれた横浜さんは、「自分はありがたいことにスカウトされる機会をいただいたので、最初は好奇心が強かったですね。その当時はどちらかというと空手の方をメインにしていたし、自分はいずれ格闘家になるんだと思ってました。でも高校2年生の時に戦隊もののオーディションに受かって、1年間芝居を学ぶ場をいただけ、そこで芝居が楽しいなと思いました。そして高校3年生のときに大学進学するか、格闘家の道にいくか、芝居の道を選ぶか迷ったのですが、自分が一番楽しいと思えるのが芝居でした」と俳優の仕事を始めたいきさつを語った。

 「やはり怖さはありますけど、戦隊ものが終わってからも、それこそ(小泉監督の)『ちはやふる』のオーディションを受けましたが、落とされ(笑い)、半年くらい仕事がなかったんですよね」と苦笑いしつつ、「ワークショップに通ったり、いろいろなインプットをしたりした結果、いろいろな機会をいただけて、今ここにいます。腐らなくてよかったです。あの時」と語った。イベントには江口洋介さんと小泉監督も登壇した。

 「線は、僕を描く」は、2020年の「本屋大賞」で第3位となった砥上裕將さんの同名小説(講談社文庫)が原作。大学生の青山霜介(横浜さん)が巨匠・篠田湖山(三浦友和さん)に声をかけられ、水墨画と出合い、深い悲しみに包まれていた彼の世界が動き出していく……。小泉監督をはじめ、映画「ちはやふる」シリーズのチームが再集結して製作。江口さんは湖山の一番弟子の西濱湖峰を演じている。

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