冨樫義博展 -PUZZLE-：「幽☆遊☆白書」「レベルE」「HUNTER×HUNTER」　迫力の原画、ファン必見の資料350点　初公開の念能力設定も

　「幽☆遊☆白書」「HUNTER×HUNTER（ハンター×ハンター）」などで知られるマンガ家の冨樫義博さんの展覧会「冨樫義博展 -PUZZLE-」が、森アーツセンターギャラリー（東京都港区）で10月28日から開催される。開催に先がけ、27日に内覧会が開かれ、「幽☆遊☆白書」「レベルE」「HUNTER×HUNTER（ハンター×ハンター）」の3作品を中心とした原画、カラーイラスト、制作資料など350点以上の展示がお披露目された。繊細かつ迫力ある美しい原画の数々、「HUNTER×HUNTER」の初公開となる念能力の設定資料など冨樫さんの世界観を堪能できる展示の数々が並んだ。

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　展覧会は、「プロローグエリア」「幽☆遊☆白書」「レベルE」「HUNTER×HUNTER」「冨樫義博」の五つのエリアで構成される。プロローグエリアでは、冨樫さんの作品に登場したキャラクターたちのイラストが並ぶ。各イラストは展覧会のタイトルのようにパズルのピースの形になっており、複雑に作り上げられた冨樫さんの作品の世界観を表現している。

　「幽☆遊☆白書」のエリアでは、数々のバトルから生まれた名場面の原稿が並ぶ。エリア中央には、浦飯幽助、桑原和真、飛影、蔵馬の厳選アクションシーンが展示される。「レベルE」のエリアでは、バカ王子を中心とした宇宙人と地球人の奇妙な交流を描いたストーリーをエピソードごとに展示。「HUNTER×HUNTER」のエリアでは、主人公のゴン＝フリークスたちの成長過程を追いながら、名場面と共に作品の世界観を紹介する。水見式のグラスも展示され、さまざまな念能力も紹介される。

　「冨樫義博」エリアでは、初期作品の原稿、各作品のカラーイラスト、展覧会の描き下ろしキービジュアルが展示され、冨樫さんの35年の画業をたどる。「幽☆遊☆白書」「レベルE」「HUNTER×HUNTER」のコミックスの表紙と共に撮影できるフォトスポットも登場する。

　同エリアの「クリエーターメッセージ」コーナーには、マンガ「ONE PIECE（ワンピース）」の尾田栄一郎さん、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの荒木飛呂彦さん、「鬼滅の刃」の吾峠呼世晴さん、「呪術廻戦」の芥見下々さん、「東京喰種トーキョーグール」の石田スイさんというそうそうたるマンガ家陣がメッセージを寄せている。作家の平山夢明さん、元テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行さん、映画監督のクロエ・ジャオさん、俳優の賀来賢人さんのコメントも紹介される。併設の公式ショップでは、90点以上のオリジナルグッズも販売する。

　森アーツセンターギャラリー（東京都港区）で10月28日～2023年1月9日に開催。以降、大阪、福岡に巡回予定。