ザ・トラベルナース:“静”中井貴一の策士ぶりに視聴者驚き「そこまで手を回してんの」 「裏ボス」の声も(ネタバレあり)

連続ドラマ「ザ・トラベルナース」第2話の一場面=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「ザ・トラベルナース」第2話の一場面=テレビ朝日提供

 岡田将生さん主演の連続ドラマ「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第2話が10月27日に放送され、謎多きスーパーナースの九鬼静(中井貴一さん)の策略に、視聴者から「すごすぎる」「そこまで手を回してんのかよ」といった驚きの声が相次いだ。

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 ◇以下、ネタバレがあります

 ドラマは、人気シリーズ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(同局系)などで知られる中園ミホさんのオリジナル脚本。フリーランスの看護師「トラベルナース」の那須田歩(岡田さん)と、謎多きスーパーナースの静が、ナースを下に見る医者がはびこる「天乃総合メディカルセンター」を舞台に、医療現場を改革していく。

 第2話は、「天乃総合メディカルセンター」の大スポンサーである資産家の二階堂日向子(キムラ緑子さん)が脳梗塞(こうそく)で倒れ、その治療方針を巡り、歩と静が対立し……と展開した。

 一命を取り留めた日向子だったが、後遺症で発話も食事もできなくなってしまう。静は、日向子がグルメマンガ「孤独のグルメ」のファンで、食べることが好きな人物であることを見抜き、少しずつ口から食事できるよう「嚥下(えんげ)トレーニング」を提案。しかし、性急すぎると判断した歩は猛反対し、2人は対立する。

 一方、経営第一主義の院長・天乃隆之介(松平健さん)は大スポンサーである日向子にもしものことがあったらと、“リスクのない治療”を求め、胃に管を通して栄養を摂取する「胃ろう」の手術を外科医の郡司真都(菜々緒さん)に命じる。

 しかし、日向子は口には出せないが「胃ろう」の手術には後ろ向きで、静の提案する嚥下トレーニングを求めていた。そんな中、静は郡司に亡き父親の話を持ち出して「私の父も脳梗塞で倒れた後、胃ろうの手術を受けたんです。食べる力を父から奪ってしまったこと、今も後悔しています」と言って、嚥下トレーニングに賛同してくれるよう“根回し”していた。

 後日、静の父からナース寮に牡蠣(かき)が送られてきたことで、歩は、静が郡司にうそをついていたことを知る。歩は静を非難しようとするが、患者の思いをくみ“患者ファースト”の治療のため、懸命に嚥下トレーニングを成功させようとする静の姿を見て考えを改める。

 郡司の協力もあって嚥下トレーニング続行と思いきや、今度は新しく着任したスーパードクター・神野博道(六角精児さん)が反対。トレーニングがうまくいかないことから、ついに神野によって「胃ろう」の手術が行われることになるも、神野は緊急の手術が入ったと、手術を延期する。この緊急の手術というのは神野のウソで、グルメな神野は、高級レストランから貴重な「白トリュフ」が入ったと連絡を受けて食事に向かった。

 手術が延期になったことで、再度、嚥下トレーニングのチャンスがやってきた日向子。歩と静、郡司たちが見守る中、日向子はトレーニングを無事成功させる。そして神野のいない間に「胃ろう」手術の撤回が決定した。その後、レストランから神野に連絡がいくよう仕向けていたのは、レストラン常連の静の“差し金”だったことが判明した。

 患者のため、あらゆる策を講じる静に、SNSでは「静さんの手のひらの上~!!!」「天才だ……」「うそも方便だな~静さんは裏ボスだな」「何者なのか気になる」といったコメントが並んだ。

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