黒島結菜：「クロサギ」で検事志望の大学生役　「悩み葛藤していく姿を見守って」　平野紫耀は「とても頼れる座長で心強い」

　詐欺師同士の頭脳戦を描いたマンガ「クロサギ」シリーズを実写化した連続ドラマ「クロサギ」（TBS系、金曜午後10時）。本作で検事志望の女子大生・吉川氷柱（つらら）を演じる女優の黒島結菜さんは、自身が演じる役について「悩み葛藤していく姿をぜひ見守っていただきたい」と話す。主演を務める人気グループ「King ＆ Prince」の平野紫耀さんについてや、10月28日に放送される第2話の見どころなどを語った。

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　ドラマは、夏原武さん原案の、黒丸さんによる同名マンガ（小学館）が原作。詐欺被害で家族を失った主人公・黒崎高志郎（平野さん）が詐欺師をだます詐欺師“クロサギ”となり、人をだまして金銭を奪う詐欺師“シロサギ”に立ち向かっていく。

　－－本作の見どころは？

　このドラマは、平野さん演じる黒崎が、詐欺師をだます詐欺師“クロサギ”となって、詐欺師たちと対峙（たいじ）し、だまし返し解決していく物語です。2022年の現代を舞台にしているので、取り扱っている詐欺もとてもリアリティーがあります。

　黒崎がシロサギをだまし返していく姿は、私自身も見ていてスカッとしましたし、皆さんも見ていて、きっとスカッとしてもらえる部分なのではないかなと思います。そして回を重ねるごとに、登場人物のキャラクターがどんどん表に出てくるので、さまざまな人間ドラマにも注目いただきたいです。

　－－今回演じている氷柱の役どころについて教えてください。

　検事を目指している正義感の強い真面目な大学生です。父親がだまされやすくお人よしだったりするので、自分はしっかりしなきゃという面を持っていたり、黒崎に対しても、自分の考えを真正面からぶつける強い女の子だと思います。

　氷柱の大学生らしい等身大のピュアな部分を、私自身大事に演じていきたいと思っています。そして、そんな氷柱が黒崎と出会い、いろんな考え方に触れていく中で、自分の気持ちが揺れていく瞬間や、氷柱が悩み葛藤していく姿をぜひ見守っていただきたいと思います。

　－－黒島さんが氷柱に対して共感できる部分はありますか？

　自分で正しいと思う部分はしっかり持っていて、譲れないところがあったり、ちょっと頑固なところは似てるかなと思います。でも、ちゃんと氷柱は言葉で伝えるので、氷柱のその真っすぐでピュアな部分はとてもすてきなところだなと思います。

　－－氷柱にとって黒崎はどんな存在ですか？

　氷柱にとって、黒崎との出会いは最悪でした。お父さんを詐欺に巻き込まないでほしかったし、お父さんがだまされてしまったことが氷柱自身悔しかったので、1話の氷柱はずっと苦しかったです。だから、黒崎に対して感情をぶつけることもとても多かったですね。ただ、彼と接していく中で、氷柱の中で徐々に芽生える複雑な感情が、回を重ねるごとに描かれていくので、心情の変化にもぜひ注目してもらえたらうれしいです。

　－－黒崎演じる平野さんと実際撮影をされてみて、いかがですか？

　平野さんとお会いする前は、テレビで見ている印象で、とても面白い方だなと思っていました。そして実際お会いしてみると、スタッフの皆さんともいつも気さくにお話しされていて、みんなの中心にいらっしゃる方という印象です。とても頼れる座長で心強いですね。

　－－第2話の見どころは？

　2話は、人間の弱い部分につけ込んで、お金を奪う詐欺が描かれていて、よりリアルな人間ドラマが見られると思います。そして、氷柱は黒崎の過去を知り、そこから黒崎との関係が少しずつ変化していくので、その2人の距離感にもぜひ注目していただけたらうれしいです。