俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第42回「夢のゆくえ」が11月6日に放送され、終盤に坂東彌十郎さん演じる北条時政が再登場した。
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第38回「時を継ぐ者」(10月2日放送)で失脚し、鎌倉を去った時政。第42回では最後にサツキ(磯山さやかさん)という女性と伊豆で余生を送る姿が描かれ、その後、78歳で生涯を終えたことがナレーションで語られた。
妻のりく(宮沢りえさん)は、時政を置いて京に戻ってしまったものの、かいがいしく世話を焼くサツキの存在に対して、SNSでは「新しいおなご!」「新しい彼女できてる」「新たな若妻登場」「モテモテなのか。幸せそうでよかった」などと視聴者は反応。
さらに「時政パパは、磯山さやかさん似の可愛い女性を側に78歳で生涯を終えた」「時政パパの最期のシーンが穏やかな笑顔でだいぶ救われた」「時政パパ上、穏やかに退場できてよかった」「ゆでた里芋を前にニコっと笑った時政パッパ可愛らしかった」といった感想も次々と書き込まれた。
彌十郎さんは、「おなごには苦労しない」時政の魅力について、「なんだろうな、真っすぐなところじゃないですかね。守ろうと思った女性は必ず守るというのは、やっぱり女性にも通じるんじゃないかな、という感じですよね。だから尽くしてくれるし、でもポンコツだから女性は甘えさせてくれない(笑い)。そういう女性がきっと時政は好きなんでしょうね」と語る。
時政が笑顔で退場したことについては、「それはもう本当に、周りの人が作ってくれた笑顔で。泰時(坂口健太郎さん)が会いに来てくれて僕が目覚めるときに、『……うん』って顔をじっと見て、『あれ……誰……?』と思っている間に、泰時がとてもいい笑顔をしてくれるんですよ。それでもう、昔の気持ちに戻れる部分もあるし、サツキも言葉はきついけどやっぱり優しいし。伊豆にいたころの北条の雰囲気が、またあそこに戻れたというのはやっぱり、時政が一番幸せだったということじゃないですかね」と結論づけた。
「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗さん)が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。
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