silent:“想”目黒蓮が“母”篠原涼子らとのわだかまりを昇華 視聴者「家族を丁寧に描いてくれるところも大好き」

連続ドラマ「silent」第9話のワンシーン(C)フジテレビ
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連続ドラマ「silent」第9話のワンシーン(C)フジテレビ

 女優の川口春奈さん主演の連続ドラマ「silent」(フジテレビ系、木曜午後10時)の第9話が12月8日に放送された。佐倉想(目黒蓮さん)が、家族とのわだかまりを昇華させる姿が描かれた。

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 想は高校を卒業し、大学進学のために上京するタイミングで「若年発症型両側性感音難聴」を発症。周囲に心配をかけたくないと、高校時代の交友関係を絶つことを決め、母の律子(篠原涼子さん)にも「聞かれても言わないで」と頼む。律子は「親しい人には話したほうが力になってくれるんじゃないかな」と伝えるが、想は「どうやって? 誰がどうやって力になってくれるの?」と突き放してしまう。

 それからというもの、律子は想のことばかりになり、長女の華(石川恋さん)や末っ子の萌(桜田ひよりさん)とぎくしゃくするように。一方、想は徐々に耳が聞こえなくなっていく恐怖にさいなまれ、家族との関係にも溝が生じてしまった。

 時がたち、想は久しぶりに実家に帰る。高校時代の親友・戸川湊斗(鈴鹿央士さん)も偶然同じタイミングで帰省していたため、2人は近所で会うことになった。そこに買い物帰りの律子が通りかかる。律子は病気を知った湊斗が想と再び関わることを不安視していたが、屈託のない笑顔で楽しそうに話す姿を見て安心する。

 自宅に戻ると、律子は想に「ごめんね。萌が湊斗くんに」と告げる。湊斗が想の耳のことを知ったのは、佐倉家を訪ねてきた湊斗に、萌が口を滑らせてしまったからだった。

 しかし、想は「よかった。また普通に話せるようになったから」と返し、「なんで隠してたんだろうって思った。忘れてもらうのが、みんなにとって一番いいと思ってた。知られたら、つらい思いさせるって思ってた。もっとつらい思いさせてたって、話してやっと分かった。話せなくなるって思ってたことが勘違いだった」と打ち明ける。さらに、「お母さんも同じ。何か話すと心配すると思って、大丈夫って言って逃げてた」と告白する。

 律子は「親だからって、何でも話さなきゃダメってことないし、親だから言いたくないこともあるだろうし。それでいいんだよ。困ったとき、思い出したら相談してくれればいいんだよ」と想の気持ちを受け入れ、「前より話すようになったね」と湊斗との再会がもたらした想の変化を実感した。

 そんな2人のやり取りをこっそり聞いていた萌。想を呼び、2階にある段ボール箱の中のCDを見せて、「お母さんがね、萌のことでちょっとイライラしてたとき、捨てようとしてて。想の目に入らないようにって。また見たいかもって思って、萌が保護してた」と明かす。

 想は空になったラックに再びCDを並べ始め、萌も手伝う。その様子を見た華も一緒に整理することにし、3人でたわいもないやり取りをしながら笑い合った。1階にいた律子と、父の隆司(重利剛さん)は2階の騒がしい様子に目を細めて……と展開した。

 SNSでは「想くんと家族の葛藤が苦しかった。やっと長いトンネル抜けた感じ」「家族が笑い合えてよかった」「silentは家族を丁寧に描いてくれるところも、大好きです」といった声が上がった。

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