鎌倉殿の13人:山本千尋が明かすトウの役作り 三谷幸喜から「暗殺者リストが届いた」 神戸トークショーで

イベント「大河ドラマ『鎌倉殿の13人』トークライブ in 神戸」に登場した山本千尋さん(左)=NHK提供
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イベント「大河ドラマ『鎌倉殿の13人』トークライブ in 神戸」に登場した山本千尋さん(左)=NHK提供

 俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)で、雑色のトウを演じる山本千尋さんが12月10日、神戸市立東灘区文化センター(神戸市東灘区)で開催されたイベント「大河ドラマ『鎌倉殿の13人』トークライブ in 神戸」に登場した。山本さんはトウの役作りについて、脚本の三谷幸喜さんから「暗殺者リストが届いた」ことを明かした。

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 昨年12月にオファーされたという山本さんは、演じるトウについて「どれだけ史料を読み込んでも出てこない」オリジナルキャラクターで、「三谷さんから聞く一言一言でしか役作りができないんですが、(役柄は)スナイパー、殺人マシーンと書いてあって。もっとヒントをくれ、と」と伝えたといい、すると「最初に暗殺者リストが届いたんですよ。でも結局、殺したのは2人くらい。全然リストの人じゃないじゃんって(笑い)」と明かした。

 そして、「三谷さんはトウをすごく楽しんで書いてくださった。今回はどういう方法にしようかなと。三谷さんがこんなに楽しんで書いてくださっているなら、私も楽しむことから始めないとな、と。それが最初の役作りでした」と語った。

 三谷脚本の魅力については、「どんな役でも誇りややりがいを与えてくださる。『鎌倉殿の13人』に出ている方たちがあんなにキラキラして楽しそうなのって、三谷さんの脚本のどの役にも使命感や愛があるからこそ」といい、「私自身にとってもトウはギフトのようなお守りのようなキャラクターだったので、本当に三谷さんには感謝です」と話していた。

 イベントには三浦義村役の山本耕史さんがVTRでコメントを寄せ、特技の中国武術の剣術を披露する場面もあった。

 「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗さん)が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。ドラマは残り2回となっている。

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