岸辺露伴は動かない:「ホットサマー・マーサ」古川琴音は“シリーズ最強の敵” 狂気、嫉妬を増幅して「すごいイブちゃんに」

12月26日放送のドラマ「岸辺露伴は動かない」第7話「ホットサマー・マーサ」に出演する古川琴音さん(C)NHK
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12月26日放送のドラマ「岸辺露伴は動かない」第7話「ホットサマー・マーサ」に出演する古川琴音さん(C)NHK

 荒木飛呂彦(あらき・ひろひこ)さんの人気マンガを高橋一生さん主演で実写化するNHKのドラマ岸辺露伴は動かない」(総合)の新作エピソードとなる第7話「ホットサマー・マーサ」が12月26日に放送される。同話で、主人公のマンガ家・岸辺露伴(高橋さん)のファンの女性イブを演じる古川琴音さんについて、演出の渡辺一貴さんは「シリーズ最強の敵」と予告した。

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 「ホットサマー・マーサ」では、コロナ禍で長らく取材ができず鬱々としていた露伴が、バキンと名付けた子犬と散歩へ出かける。神社で大きな空洞のある巨木を見つけ、中に入ってみると、バキンを抱いたままうずくまってしまう。帰宅すると、何か違和感を感じる露伴。自宅ベッドには、シーツにくるまる若い女性・イブがいて……というストーリー。

 渡辺さんは「これまで露伴は、さまざまな不思議な力と出会ってピンチに陥ってきましたが、イブに関しては不思議な力を持っていない普通の女性なのに、露伴は命の危険にまで追い込まれます。露伴が、普通の女性にこれまでの物語の中でも一番追い詰められるというのがこの話の肝なのでは」と言い、「愛情の裏返しの狂気というのを、古川さんが的確に、かつ何倍にも増幅して表現していて。すごいイブちゃんになっていると思います」と話した。

 ドラマ「岸辺露伴は動かない」は、荒木さんの人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのキャラクター・岸辺露伴を主人公としたスピンオフ「岸辺露伴は動かない」(同)の実写化。人を本にして“読む”能力を持つマンガ家・露伴が、奇怪な事件や不可思議な現象に遭遇するサスペンス・ホラー。アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」にも参加した小林靖子さんが脚本を手掛ける。

 第7話「ホットサマー・マーサ」は、26日午後10時~同54分に放送。

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