カンテレ:羽牟社長「エルピス」に手応え 海外展開も見据えドラマ作りに注力「トータルリーチを増やしていく」

カンテレ(関西テレビ放送)の羽牟正一社長
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カンテレ(関西テレビ放送)の羽牟正一社長

 カンテレ(関西テレビ放送)は1月26日、本社(大阪市北区)で新年社長会見を開催。羽牟正一(はむ・しょういち)社長は、同局が制作するドラマについて、「月曜午後10時に放送した作品については一定の評価をいただいた。特に昨年10月期の『エルピス-希望、あるいは災い-』は長澤まさみさんら俳優陣の迫真の演技が印象的だった。脚本、演出に関しても多くの方から注目を浴び、評価をいただいたと思っている」と手応えを語った。

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 同枠で放送中の1月期の「罠(わな)の戦争」についても、「草なぎ剛さんの演技が非常に好評で、テンポもよく、これからどんどん評価が上がっていくのではないか」と期待していた。

 木曜深夜0時25分から「EDGE(エッジ)」枠で放送している桐谷健太さんの主演ドラマ「インフォーマ」は「Netflix」で世界配信もされており、「この枠はコンテンツのマルチユースを目的に企画段階からビジネスを意識しながら、エッジの利いた作品を目指している」とした。

 今後、ドラマに関しては、「放送、配信、海外展開などさまざまな施策をしていく」とし、「いままで放送だけに使っていたコンテンツをトータルリーチを増やしていき、さまざまなところでビジネスにつなげていくことが大切。そういう意味でドラマ作りに注力していきたい。わが社は長い間ドラマを作ってきており、スタッフもそろっている。いいドラマを提供できる状態が続いていると期待している」と力を込めた。

 なお、同局が制作するドキュメントバラエティー番組「7RULES(セブンルール)」(火曜午後11時)が終了し、4月から新たなドラマ枠になるという報道については、「4月期の改編については、まだ正式に話を聞いていない。今、話ができる状況にはない」と語った。

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