駒木根葵汰:「ドンブラザーズ」マスターの謎「分からなくてよかった笑」 最終回は「“暴太郎”らしい」

スーパー戦隊シリーズ「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」と連続ドラマ「星降る夜に」に出演中の駒木根葵汰さん
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スーパー戦隊シリーズ「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」と連続ドラマ「星降る夜に」に出演中の駒木根葵汰さん

 スーパー戦隊シリーズ「暴太郎(あばたろう)戦隊ドンブラザーズ」(テレビ朝日系、日曜午前9時半)に出演中の駒木根葵汰さん。最終回(2月26日放送)間近になっても謎だらけの“マスター”こと五色田介人を演じている。すでに撮影が終わっている駒木根さんは、マスターの謎はすべて明かされないといい、「分からなくてよかった(笑い)」という。主演した前作「機界戦隊ゼンカイジャー」(2021~22年)に続き異例の2年連続のスーパー戦隊シリーズ出演を果たしたこと、最終回の見どころと共に話を聞いた。

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 ◇最終回は「暴太郎らしく“ぶんなげられる”感じ」

 戦闘時になかなか戦士全員がそろわない、度々“怪人化”する戦士がいる、敵組織の一部メンバーが戦士チームに加入する……など戦隊の「約束ごと」の数々を覆して話題の「ドンブラザーズ」。最終回間近になっても回収されていない謎も多いが、駒木根さん演じる“マスター”こと五色田介人も謎だらけだ。

 喫茶店のマスターがなぜドンブラザーズの「管理人」を務めているのか。なぜ「機界戦隊ゼンカイジャー」の主人公・五色田介人と名前も顔も全く同じなのに、性格は対照的なのか……。その正体については「トゥルーヒーロー」「フォーエバーヒーロー」などと呼ばれているが、本人の口から「ただ者ではない」としか語られなかった。

 すでに撮影を終えた駒木根さんも「(最後まで謎は)まったく分からないです」と笑う。「でも、分からなくてよかった(笑い)」ときっぱり。「謎めいている方が『なんだったんだろう?』ってファンの方たちがずっと忘れないでくれるかな、分からないままの方が“おいしい”のかなって(笑い)。あと、名前が同じなので、どうしてもゼンカイジャーの介人と比べてしまうと思うのですが、分からない方が、ゼンカイジャーファンの方も思い出がぶつからなくていいのかな」と話す。

 異例の2年連続のスーパー戦隊シリーズ出演を振り返り「一年目とは違った経験もできて、(役者として)少しは成長できたのかな」と語る。成長できたと思えるのは「周りを見れるようになれた」こと。「ゼンカイジャーのときは自分だけで精いっぱいな部分もあったのですが、ドンブラザーズでは少しは余裕を持てた」という。ドンブラザーズのメインキャストから相談ごともあったといい、「しっかり答えることができたかは分からないのですが、(頼られたことは)うれしかった」と顔をほころばせた。

 最終回については「近年の戦隊ではなかなかない終わり方。暴太郎らしい」といい、「変にラブ&ピースな終わりではなくて。暴太郎らしく“ぶんなげられる”感じ。いい意味で期待して、いい意味で期待しないでください(笑い)」とアピールした。

 ◇「星降る夜に」現場では千葉雄大と戦隊トークも

 現在は同じテレビ朝日系の連続ドラマ「星降る夜に」(火曜午後9時)にレギュラー出演中。役のイメージに合わせ、髪もピンクに染めた。「ゼンカイジャー」では茶髪、「ドンブラザーズ」では黒髪と、役のイメージに合わせて髪色を変えることが印象的な駒木根さんだが、「周りの空気感で役をつかんでいくタイプなので、そこ(髪色)が役に何か影響を与えているとは思わないです。ただファッションが好きなので、さまざまな髪色になれるのは楽しいです! ピンクも期間限定だったら気に入っています(笑い)」と述べる。

 演じているのは、主人公・雪宮鈴(吉高由里子さん)と親交がある“添い寝士”チャーリー。鈴の恋人・柊一星役の北村匠海さんとも共演シーンが多く、「手話の先生が現場にいるのですが、北村さんはずっと手話で会話していて、気軽に話しかけてくださるし、たくさん尊敬する部分があります」と、同世代の俳優として刺激を受ける日々で、俳優として学ぶことも多いようだ。

 そんな「星降る夜に」の現場には、スーパー戦隊の“先輩”千葉雄大さんもいる。千葉さんとはスーパー戦隊の話題で話すこともあり、「ゼンカイジャーのジュランのスーツアクターの竹内(康博)さんは、千葉さんが演じていたゴセイレッドのスーツアクターもやられていて。『元気?』とか聞かれました。ほかにも千葉さんも知っているスタッフさんの話題とかで、いろいろお話させていただいています」と明かした。

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