大奥:シーズン2今秋放送 10代・家治の時代から大政奉還まで初映像化

「ドラマ10『大奥』Season2」のビジュアル=NHK提供
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「ドラマ10『大奥』Season2」のビジュアル=NHK提供

 よしながふみさんの人気マンガを実写化したNHKの時代劇「ドラマ10大奥』」(総合、火曜午後10時)の“Season2”が制作され、今年秋に放送されることが2月22日、明らかになった。現在放送中のドラマは全10回で、「8代・徳川吉宗編」までとなり、秋からの“Season2”では、10代・家治の時代から大政奉還までを描く。

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 ドラマは、若い男性のみに感染する奇病「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」の影響で、男性の人口が女性の4分の1に激減した江戸時代が舞台。将軍職は女性へと引き継がれ、「美男3000人」と称される男の世界になった大奥が描かれる。TBS系のドラマ「JIN-仁-」シリーズやNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)などで知られる森下佳子さんが脚本を手がける。

 “Season2”も森下さんが引き続き、脚本を執筆。8代・吉宗の遺志を継ぎ若き医師たちが「赤面疱瘡」撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語までを初めて映像化する。

 ◇ドラマ10「大奥」Season2のあらすじ

 ▽10代・家治

 老中となった田沼意次は吉宗の遺志を継ぎ、大奥に蘭方医を集めて赤面疱瘡の治療法開発を進める。中心となる蘭方医の青沼、平賀源内の助けも得て人痘に成功するが……。

 ▽11代・家斉

 男将軍として就任した家斉だが、政治に口を出すことは許されず、実権は母・治済が握っていた。治済は家斉に子作りを強制し、その一方で、生まれた子らを退屈しのぎに暗殺していく。そんな中、家斉は治済に隠れて黒木らに接触し、極秘裏に赤面疱瘡研究を再開させる。

 ▽13代・家定

 1853年に黒船が来航すると江戸は大騒動となり、12代・家慶は急死。家定が13代将軍となる。家定は老中・阿部正弘と総取締の瀧山とともに開国を進めていく。そんな中、家定はのちの天璋院・島津胤篤を夫に迎えることとなった……。

 ▽14代・家茂

 14歳で女将軍の座についた家茂が京から迎えた正室、和宮。公武合体のために嫁いできた孝明天皇の弟……のはずが、来たのは和宮の姉だった。

 ▽大政奉還、そして

 新政府軍を率いる西郷隆盛は「外国は男たちが統治しているのに、徳川は女たちが統治。こんな恥ずべき歴史は即刻消すべき」と。焦土戦もいとわぬ新政府に対し、歴史の書き換えと引き換えに女たちは江戸城総攻撃を回避し……。

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