女優の吉川愛さんが、NHK大阪が制作する特集ドラマ「忘恋剤」（総合）で俳優の倉悠貴さんと共演することが2月24日、明らかになった。2人は共に、2020年度後期のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「おちょやん」に出演していたが、共演するのは今作が初めて。5年間付き合って別れた元恋人同士の相川葵（吉川さん）と小林景（倉さん）を演じる。

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　吉川さんは「倉さんとは『おちょやん』ぶりに出演できてとてもうれしく思います。久しぶりに大阪のNHKにお邪魔させていただいて癒やされました」とコメント。倉さんは「吉川さんとは実際に共演するのは初めてになりますが、長い時間を共に過ごした、葵と景の空気感を丁寧に作っていけたらと思います」と語った。

　葵の会社の先輩・若松奈緒役で、お笑い芸人のヒコロヒーさんも出演。景との苦い思い出を抱える葵（吉川愛）は、彼と別れてからなかなか前を向けずにいた。そんなある日、奈緒から「忘恋剤」という薬を受け取る。元恋人同士で服用すれば、出会ってから別れるまでの2人の記憶を消せるという。葵は半信半疑で景と「忘恋剤」を試してみるが、薬が効いていく過程でこれまでの記憶が呼び起こされ、2人の心は揺らいでいく。

　本作は、NHKの若手ディレクターと若手脚本家がタッグを組む「脚本開発会」から生まれたオリジナルドラマ。3月30日午後11時15～44分に全国放送される。