俳優の東出昌大さんが2月28日、大阪弁護士会館(大阪市北区)で、主演を務める映画「Winny」(松本優作監督、3月10日公開)の試写会前の舞台あいさつに出席。ファイル共有ソフト「Winny」を巡る事件を題材にした作品で、東出さんは開発者の故・金子勇さんを演じた。実際に事件を担当した壇俊光弁護士から「東出さんが金子さん役をやりたいという話を聞いて、女性に奥手な金子さん役になんの皮肉かと思った」と評されると苦笑い。その後、壇弁護士から「(東出さんは)世間でいわれているような人物でなく、誠実で、お墓参りでは丁寧に墓石を洗っていました。感謝しています」と感慨で声を詰まらせながらお礼を言われると、東出さんも感極まった様子を見せた。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
東出さんは、「天才的なプログラマーを光栄にも演じることができました」とあいさつ。金子さんについては「いかがわしい人かと先入観を持っていた」というが、「生前の金子さんを知る人たちに話を聞くと、皆さん、金子さんの人間性をすごく評価し、親しみを込めて思い出話をされる方が多かった」といい、「金子さんのプログラミングに対する純真無垢(むく)な思い、愛情、熱情というのが、このWinnyという技術を作り出す発起点になったのかなと思ったので、その情熱を胸にこの役を演じた」と語った。
金子さんは7年かかって不当逮捕から逆転無罪を勝ち取った。東出さんは「金子勇という人は世間で何と言われようと変わらず、彼自身の人生を全うした。彼にも人生があったんだなとこの役をやって知られたのが、僕にとって一番大きな収穫で喜びでした」と感慨深げに語った。
舞台あいさつには松本監督、もう一人の主演で、壇弁護士を演じた三浦貴大さんも出席。三浦さんは壇弁護士が実際に使っていたメガネを借りて、「“完コピ”した」と明かした。
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)のモアナを取り巻く個性豊かな新キャラクターの日本版声優が1…
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」に登場する機関車の玩具「超合金 THE TRAIN(仮)」が、11月15~17日に東京・秋葉原で開催されるイベント「TAMASH…
今年8月に最終回を迎えた特撮ドラマ「仮面ライダーガッチャード」の続編となる、Vシネクスト「仮面ライダーガッチャード GRADUATIONS」に、仮面ライダーヴァルバラド/黒鋼スパ…
11月11日に発表された8~11日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、諫山創さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「進撃の巨人」の最終章となる「The Final …