水曜日のダウンタウン
電気イスゲームトーナメント 1回戦第2試合 ほか
11月20日(水)放送分
アメリカのラスベガスで開催される総合格闘技(MMA)イベント「UFC285」が3月5日(日本時間)、WOWOWで生中継・同時配信される。メインイベントは、3年1カ月ぶりの復帰戦となる元ライトヘビー級王者のジョン・ジョーンズが、元ヘビー級暫定王者のシリル・ガーンと対戦するヘビー級王座決定戦。また、女子フライ級タイトルマッチ、ヴァレンティーナ・シェフチェンコVSアレクサ・グラッソ戦も放送される。WOWOW「UFC-究極格闘技-」解説者で“世界のTK”こと高阪剛さんに、試合の見どころを聞いた。
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ついに来ましたね。この試合のポイントはいろいろありますけど、まずは大きく2つ。ジョン・ジョーンズが3年間、格闘技にどう取り組んできたのかということと、はたしてヘビー級に対応することができるのか、ということですね。
ジョン・ジョーンズは身長が高くてリーチも長いから、フレームとしてはヘビー級でも問題ないと思うんですけど、体重が重くなればなるほど、体への負担がぜんぜん変わってくるんですよ。とくにタイトルマッチは5ラウンド制なので、ライトヘビー級では5ラウンド通して動けていたのが、ヘビー級になったら途中で失速したりすることも普通にある。単純に今まで以上の体重を背負っているというだけじゃなく、攻撃の出力も上がっていると思うので、その出力コントロールがうまくいかずに途中で腕がパンパンになってしまうこともありえますから。
ライトヘビー級時代後半のジョン・ジョーンズって、スタンドでプレッシャーをかけながらパンチの無駄打ちはしない、言ってしまえば安全に勝ちにいくという戦い方をする気持ちが本人の中にもあったんじゃないかと思うんですよ。前回、3年前のドミニク・レイエス戦でも、ジョーンズはプレッシャーをかけながら要所要所で打撃をヒットさせて、僅差の判定をものにしていた。でも、あれをヘビー級の体で、しかもフットワークが使えるシリル・ガーン相手に通用するかどうか。ちょっとそこが自分としても見えない部分ではあるんです。
そうなんです。ジョン・ジョーンズはプレッシャーをかけて、しっかり自分のかたちを作れると盤石の強さを発揮しますけど、シリル・ガーンみたいにフットワークを使って、タイミングをずらして強い打撃をしてくるタイプって、あんまり得意じゃないと思うんですよ。
ガーンはフットワークもそうなんですけど、相手を追いかけさせておいて、反対に動くことができるんですよ。要はサイドステップなんですけど、ヘビー級のあのサイズで素早いサイドステップができるっていうのは、ちょっと考えられないことなんです。ヘビー級って体重があるから、サイドステップをすると体にものすごく負担がかかるんですよ。普通に立っているところからパッと横に動くのは誰でもできるんですけど、例えば左に動いて相手を寄せておいて、右にパッと動いて、サイドから顔面に打撃を打ち込むというシリル・ガーンのやり方は、なかなかできるもんじゃない。
それに近いものがあるかもしれない。サイドステップをやると足の裏の皮がめくれて血だらけになったりするんですよ。自分の重さと圧力に皮が耐えきれない。だから逆に、足が効かなくならないために下手にサイドを切らないように動いたりもするんですけど、シリル・ガーンは後半のラウンドになってもその動きができるので、もしこれに翻弄(ほんろう)されちゃうと、ジョン・ジョーンズも苦しくなるかもしれないですね。
だからジョーンズは、あえてヘビー級らしいどっしり構えた戦い方ではなく、ライトヘビー級王者になったばかりの頃の、何をしでかすかわからないような戦い方のほうが活路を見出せるかもしれない。空振りしてもいいから距離を詰めて、相手がケージに詰まったところにヒジを叩き込むとか。サイドを取られても振り返りながらバックスピンエルボーを出すとか、そういう技をヘビー級の身体でやられたら、シリル・ガーンも嫌だと思うんですよね。
だからジョン・ジョーンズがヘビー級に転向するのは新しい試みなんだけど、動き自体はよりライトヘビー級っぽいというか、若い頃みたいにいろんな技を駆使したほうが強いと思うんですよ。同じプレッシャーをかけるのでも、よりスピードを乗せるイメージでシリル・ガーンのサイドステップを止められたら、得意のヒジがヒットするかもしれない。あとはタックルですよね。ジョン・ジョーンズはあの長身で、リーチが長くて低いタックルに入れるので。
あの試合を観ると、グラウンドになった時の対応力というのは、まだそこまででもないのかな、という気がしますよね。だからこそ極力寝かされないために、サイドステップでずらして正面に立たないようにしていたのかもしれない。そういう考え方もできる。
そうなんですよ。だからレスリング力という武器が勝敗を左右する可能性がある。別にタックルを軸に試合を作らなくても、“タックルがくるぞ”とガーンの意識に植え付けるだけで、ガーンはより横の動きを強くしなければならないから、さすがに後半足が疲れてくると思うんですよね。
そうなんですけど、ヘビー級の体重を背負ってそれをやるためには取捨選択をする必要が出てくるはずなんですよ。出力しすぎて次の動きがうまくいかなくなる、ということが起こるのがヘビー級なので。だから出力を抑え気味にしながら、なおかつ倒しに行くという技のバランスや、仕掛けの組み立てができるかどうかが問われる。ヘビー級って大味に見えますけど、ホントに難しいんですよ(笑い)。
そうですね。また、3年のブランクの間に手に入れた新たな技術なり、パワーというものは絶対にあると思うので。試合だから、必ずしもそれが出せるとは限らないですけど、せっかく復帰するんだからニュー・ジョン・ジョーンズを見せてほしいっていう期待感はすごくありますね。
“ジョン・ジョーンズ”という存在が出てきたこと自体がそうでしたからね。ライトヘビー級王者になったばかりの頃の彼の試合では“MMAでこんなことができるんだ!”という驚きが毎回ありましたから。今回のヘビー級転向でも“なんだこいつは!?”と思わせるような、ジョン・ジョーンズらしい“宇宙人ぶり”が観られることを自分は期待しています。
「生中継!UFC-究極格闘技- UFC285 in ラスベガス ジョン・ジョーンズ、いよいよヘビー級降臨!vsシリル・ガーン」は、3月5日正午、WOWOWプライム・WOWOWオンデマンドで放送・配信される。3月8日午前8時から、WOWOWライブ・WOWOWオンデマンドでリピート放送・配信される。
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2024年11月22日 10:00時点
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