風吹ジュン:父はゼロ戦パイロットから高校教師に 50年以上会わず、再会した思い語る 「徹子の部屋」で

3月9日放送の「徹子の部屋」に出演した風吹ジュンさん=テレビ朝日提供
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3月9日放送の「徹子の部屋」に出演した風吹ジュンさん=テレビ朝日提供

 女優の風吹ジュンさんが、3月9日午後1時放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。小学生の頃に両親が離婚し、50年以上会っていなかった父との思い出を語った。

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 風吹さんは親戚の勧めもあり、父と会うことになった。「とても可愛い老後というか、(再婚した)奥さんが優しかったんですね。それまで聞けなかった父の話を聞けて、いい時間でしたね。亡くなりはしましたけど、大往生でした」と振り返った。父は2年前に96歳で他界した。

 戦時中は、ゼロ戦のパイロットだったといい、「その話も一切、家族でいる時はしてくれなかったので、奥様から聞きました。やっぱりなかなか人に話せない経験だったんだろうと思います」と父の気持ちを思いやった。

 戦後、富山県で高校の教師となった父との思い出について、「よく学校に連れて行ってくれたり。映画もそうですね。小学校(に通う頃)までは、父と映画を見ていました。いい映画を父に見せてもらったなという思い出があります」と話した。

 一方で、父との思い出を語ることについては、母のことを思うと「複雑ではあります」と心境を明かした。父に会おうと決心したのも、母が亡くなった後だったという。「あまり語らないようにはしているんですけど、(母と共に)苦労があったから子供ながらに、いろいろと物事を見たり考えたりすることができるようになったのかなって。生きる力を、そこで身につけたのかなと思います」と語った。

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