ぬらりひょんの孫：11年ぶり新シリーズ「陰」短期集中連載へ　リクオの“空白期間”描く

　椎橋寛さんの人気マンガ「ぬらりひょんの孫」が連載開始15周年を迎えることを記念して、同作の約11年ぶりとなる新シリーズ「ぬらりひょんの孫～陰（かげ）～」が、4月19日発売のマンガ誌「ウルトラジャンプ」（集英社）5月号でスタートすることが分かった。3月17日発売の同誌4月号で発表された。全4回の短期集中連載となり、「ぬらりひょんの孫」では描かれなかった主人公・奴良（ぬら）リクオが小学3年生から中学1年生に成長するまでの“空白期間”を描く。

　「ぬらりひょんの孫」は、2008～12年に「週刊少年ジャンプ」「ジャンプNEXT！」（同）で連載された妖怪マンガ。一見すると普通の中学生だが、その正体は妖怪の総大将・ぬらりひょんの孫という奴良リクオが、仲間の危機になると妖怪に変身して悪を退治する……というストーリー。2010年、2011年にはテレビアニメ化もされ、人気を集めた。

　新シリーズの連載を記念して、「ぬらりひょんの孫」のコミックス第1～15巻、計129話が、集英社のコミックサイト「S-MANGA」などで無料公開される。椎橋さんが「ウルトラジャンプ」で連載中のマンガ「岩元先輩ノ推薦」のコミックス第1～4巻も無料で配信される。4月23日まで。

　「ぬらりひょんの孫」の連載開始15周年を記念したイベント「『ぬらりひょんの孫』15周年記念 奴良組 丸井出張店」が、新宿マルイアネックス（東京都新宿区）で3月19日まで開催されている。東京会場のほか、博多マルイ（福岡市博多区）で4月7～23日、エキソアレ西神中央（神戸市西区）で5月27日～6月4日に開催される。