樋口日奈:乃木坂46卒業から半年で4作の連ドラ 濃厚ラブシーンも「株上がった」“女優魂”

樋口日奈さん
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樋口日奈さん

 昨年10月末にアイドルグループ「乃木坂46」を卒業した樋口日奈さん。乃木坂46を卒業後は、半年間で4作の連続ドラマに出演するなど俳優業で活躍中。今年3~4月に放送された「往生際の意味を知れ!」(MBS・TBS系)では濃厚なキス&ベッドシーンを演じて話題になった。乃木坂46で同期だった西野七瀬さん、白石麻衣さん、生田絵梨花さんらのように、アイドルから俳優へと転身を遂げようとしている樋口さんの活躍を、改めて振り返ってみたい。

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 ◇「教場II」でのイメチェン話題 ロングヘアを30センチカット

 乃木坂46在籍時から、ドラマや舞台への出演回数が多かった樋口さん。その中でも、特に印象的な作品を挙げるとすれば、ドラマでは「教場II」(フジテレビ系、2021年)、舞台では「フラガール-dance for smile-」(2021年)だろう。

 警察学校が舞台の「教場II」には、冷徹無比な教官・風間公親(木村拓哉さん)の厳しい訓練に立ち向かう生徒の一人、坂根千亜季(さかね・ちあき)役で出演。樋口さんにとって初のゴールデン帯(午後7~10時)のドラマ出演で、デビュー以来変えてこなかったロングヘアをおよそ30センチばっさりカットした役作りが何より話題になった。このショートカットへのイメチェンは「可愛い!」と注目を集め、以後ショートヘアは樋口さんのトレードマークになっている。

 第30回日本アカデミー賞(2007年)で最優秀作品賞を受賞した映画「フラガール」を舞台化した「フラガール-dance for smile-」では、舞台単独初主演。「激しい腰の振りもある」というタヒチ島伝統の「タヒチアンダンス」にも初挑戦し、主人公の谷川紀美子を乃木坂46で培ったダンスの表現力を生かして好演した。

 ◇「世にも奇妙な物語」では「色気がすごい!」と話題に

 昨年6月には、人気オムニバスドラマ「世にも奇妙な物語’22 夏の特別編」(フジテレビ系)にも出演した。宅配アプリがテーマとなったエピソードに、金髪姿のセクシーな“謎の配達員”で登場。持ち前の抜群のスタイルで、胸元の開いた色っぽい衣装を着こなして視聴者からは「色気がすごい!」といった声が相次いだ。

 乃木坂46卒業後は、今年1~3月に放送された連続ドラマ「かりあげクン」(BS松竹東急)に出演。人気4コママンガの実写化で、ドラマオリジナルキャラクターのヒロイン・清水彩花を務めた。

 3~4月に放送された「往生際の意味を知れ!」では、主人公・市松海路(青木柚さん)に思いを寄せる同僚・八幡典子を演じた。第6話では、典子が酒の勢いを借りて海路にアプローチし、2人の濃厚なキス&ベッドシーンが描かれ、SNSでは「衝撃的」「女優魂すごい」「女優 樋口日奈 爆誕」といった声が上がった。その好演ぶりに、視聴者からは「これからが楽しみな女優さん」「往生際を終えた樋口さん女優としての株絶対上がる。それぐらいずっといいお芝居してた」と、絶賛の声も上がっていた。

 現在は、4月期の連続ドラマ「月読(つくよみ)くんの禁断お夜食」(テレビ朝日系、土曜午後11時半)に、ヒロインの御神そよぎ(トリンドル玲奈さん)の後輩の沢村有沙役でレギュラー出演中。テレビ東京のホラーサスペンス「何かおかしい2」(火曜深夜0時半)にも、前作(2022年)から引き続き出演している。

 今年1月のインタビューでは「今年は『乃木坂46の』と頭に付かない樋口日奈として走り出す最初の年。なので、もっともっといろいろな経験をして、心を豊かにして、表現の豊かさにつながるように自分を充実させたいと思っています」と語っていた樋口さん。俳優業への意気込みは十分。着実に出演作を広げ、次なるステップに踏み出している。

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