コウメ太夫:「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」でアニメキャラに 本人役声優に初挑戦

「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」)に本人役の声優として出演するコウメ太夫さん(c)廣嶋玲子・jyajya/偕成社/銭天堂製作委員会
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「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」)に本人役の声優として出演するコウメ太夫さん(c)廣嶋玲子・jyajya/偕成社/銭天堂製作委員会

 お笑い芸人のコウメ太夫さんが、人気児童書シリーズが原作のテレビアニメ「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」(NHK・Eテレ)に声優として出演することが分かった。コウメ太夫さんは、5月12日に放送される第89話「インココイン」に本人役として出演する。コウメ太夫さんがアニメに声優として出演するのは初めてではないが、アニメキャラクターとなった自身を演じるのは初めて。

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 第89話「インココイン」は、コウメ太夫さんに憧れる少女・藍花が登場する。少女はコウメ太夫さんのモノマネをして「チクショー!!」と叫ぶが、同級生に「似ていない」と言われてしまう。そんな中、銭天堂で、インコのようにモノマネがうまくなるというインココインという駄菓子を購入する。

 コウメ太夫さんは「銭天堂への出演の話があった時、最初『あれ、銭天堂ってなんだったっけな……』と思い出せなかったんですけど、マネジャーから台本をもらった時に、キャラクターの紅子さんを見て『そういえば見たことある! このアニメのどこかに出られるんだ!』と驚きました。アフレコは難しかったです。ブースで一人になったら『はい、やってください』という感じで、映像があっという間に流れていってしまって、最初は棒立ちでした。『どこから読むの?! 分からんわー。これ、今日終わらないんじゃないかな、まずいな……!』と思ったのが第一印象でした。自分をアニメのキャラとして描いていただけるなんてうれしいです。アニメになったコウメ太夫をぜひ見て、楽しんでください」と話している。

 アニメを手掛けるプロデューサーは、コウメ太夫の起用理由を「原作の『インココイン』をアニメ化するにあたり、実際の芸人さんを起用したいというのはシナリオ当初から決めていました。紅子さんの隣に並んだ時に、一番面白いのが誰かを考えて、真っ先に思い浮かんだのがコウメ太夫さんです。古銭柄の着物を着てりんとしている紅子さんと、白塗りで着物を着てチクショー顔なコウメさんが並んでいたら、きてれつで面白い!と思い、オファーさせていただきました」と説明。

 「ストーリーで登場する芸人役は、駄菓子の副作用で特徴的な声になっているという設定、かつキャラクターデザインが立つ人でないと誰か分かりづらい、という条件もありましたが、それもコウメ太夫さんならピッタリでした。コウメ太夫さんが作中でどのようなネタを披露されているか、コウメ太夫さんに憧れている主人公・藍花がどのような人生の選択肢をとるのか、ぜひ注目していただきたいです」とコメントを寄せている。

 「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」は、廣嶋玲子さん作、jyajyaさん絵の人気児童書シリーズ。駄菓子を買った人の運命を変える不思議な駄菓子屋・銭天堂を舞台に、女主人・紅子と客の物語が描かれている。NHK・Eテレで毎週金曜午後6時40分に放送。


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