白石麻衣:木村拓哉は「本当のスター」 自らスタッフを手伝う“人間性”に感化「人としてかっこいい」

白石麻衣さん
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白石麻衣さん

 木村拓哉さん主演のフジテレビ系“月9”枠の連続ドラマ「風間公親-教場0-」(月曜午後9時)で、新人刑事の鐘羅路子(かねら・みちこ)を演じている白石麻衣さん。初の刑事役で髪を20センチ以上ばっさりカットしたのも話題となったが、どのような思いで“決意のショートヘア”にしたのか。また、初共演の木村さんからはどのような学びを得たのか。その胸の内を聞いた。

ウナギノボリ

 ◇ショートヘアに「最初は抵抗」 「でも、いいきっかけをいただけました」

 路子は現場での事情聴取がうまく、男女の恋愛における機微などを察知する。独特の感性で、その男女がどのような関係なのかを考察する能力にたけている。一方で、交際する男性との関係に問題を抱え、風間にも絶対に知られてはいけない事情があり……という役どころ。

 髪を切ることは、オファーを受けてから制作陣と相談して決まった。

 「髪を伸ばしたいと思っていたので、最初は少し抵抗がありました(笑い)。でも、切るならお仕事で切りたいという気持ちがあったので、いいきっかけをいただけました。昨年30歳となり、大人の女性になるということに向けて、髪を切って良かったと思います」と前向きにとらえた。

 新しいヘアスタイルについては「今まで見たことがない自分が見られました。髪を切って、ビシッとしたスーツ姿は、自分でもかっこいいなと思いました(笑い)」と語り、納得のいくビジュアルができあがった。

 ヘアスタイルにも注目が集まるが「路子はプライベートに問題を抱えているので、彼女が風間指導官と出会いどう成長していくのか、事件をどう解決していくのかを同じくらい見てほしい部分です。一番は風間指導官とのやり取り、掛け合い。緊張感のある場面が続きますが、楽しみながら見ていただけたらうれしいです」

 ◇木村拓哉との初共演に驚きと喜び 「小さいころから拝見していたので」

 木村さんとはバラエティー番組などでの共演はあるが、芝居での共演は初めて。「俳優・木村拓哉」からはどのような学びがあったのだろうか。

 「本当にすてきな方で、少しのセットチェンジの時間でもスタッフさんたちとコミュニケーションをとっていました。自ら手伝う姿も見かけたので、人としてかっこいいなと思いました。周りの状況が見えていて、余裕があってすてきだなと感じました」と尊敬のまなざしを向ける。

 続けて「木村さんはオーラがすごくて……。ちょっと遠くにいらっしゃっても分かるスターです。小さいころからテレビなどで拝見していたので、一緒にお仕事をさせていただけるのは驚きですし、うれしかったです。気さくに話しかけてくださって愛情を感じますし、人間性を含めて『本当のスター』なんだなと思いました」と白石さんにとって、学びの多い時間となった。

 ◇好きなことに夢中 「ストレス抱えず楽しい毎日」

 「乃木坂46」を卒業してからは、ドラマでは「ミステリと言う勿(なか)れ」「テッパチ!」、映画では「嘘喰い」などに出演。着実に役者として活躍の場を広げている。

 「私自身、俳優業一本で頑張りたいというスタンスではなく、まだまだ勉強中です。今回も緊張感のある現場で、人として成長できるような経験をさせてもらっています。毎回、いろんなものを吸収しながらもっとたくさん勉強して頑張りたいという気持ちです」

 30歳を迎え、憧れる人物像は「余裕のある大人の女性」というが、ときには大好きなゲームに夢中となり、朝になっていたことも。「教場0」への出演が決まってからは、木村さんが出演しているゲーム「JUDGE EYES(ジャッジアイズ):死神の遺言」もプレーした。

 「ゲームに映る木村さんもかっこよかったです(笑い)。木村さんでプレーすることになるので、『木村さんを傷つけちゃダメだ』とできるだけダメージを与えないように頑張りました」と茶目っ気たっぷりに答えた。

 自身のYouTubeチャンネル、アクセサリーブランドなどにも力を入れており「いろいろなことができているので、ストレスも抱えずにすごく楽しい毎日です。今後も興味があることが出てきたら、何でも挑戦してみたいです」と目を輝かせる。

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