神田伯山:「かっこいい人だなと思った」妻は、落語好きの元雑誌編集者 「すぐに謝る」が夫婦円満の秘訣 「徹子の部屋」で

5月25日放送の「徹子の部屋」に出演した神田伯山さん=テレビ朝日提供
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5月25日放送の「徹子の部屋」に出演した神田伯山さん=テレビ朝日提供

 講談師の神田伯山さんが、5月25日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。最愛の妻への思いや、コロナ禍ゆえに離婚危機を迎え、乗り越えるに至った経験を語った。

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 伯山さんの妻・理沙さんは雑誌の元編集者で、年中寄席に通うほどの落語好きだった。やがて会社を辞めると落語の興行主に転身。伯山さんとは興行主と出演者の間柄だったが、次第にひかれ合い、夫婦になったという。

 伯山さんは出会った頃を振り返り「月に1回くらいしか会わなかったんですけど、月ごとに痩せていくんですよ。付き合ってから分かったのが、貧乏で食べるものがなくて、ご飯と納豆だけで生きていたと。他の人に愚痴ることもなく淡々と寄席興業をやっていたと聞いて、かっこいい人だなと思いましたね」と語った。

 現在の夫婦仲は良好だが、伯山さんは「離婚だけが怖い」と苦笑い。以前、妻から「コロナがなかったら離婚していた」と告げられたといい、伯山さんは「仕事が忙しすぎて、育児がなかなかできなくて、任せっぱなしにしちゃって。(コロナで)仕事がキャンセルになって家族の時間が増えたことで離婚の危機を免れた」と明かした。

 以来、夫婦げんかになると、伯山さんはすぐに謝るようにしている。「僕が悪くないんじゃないか、と思う件も多々あるんですけど、いかにも悪いような顔で『すみません』って。インターネットで『妻 口をきかない どうしたらいい』で検索して、いろいろアドバイスもらいながら頑張って生きています」と語った。

 伯山さんが部屋の電気をたびたび消し忘れたことで、理沙さんから離婚を切り出されたこともあったという。伯山さんは「(電気のスイッチの)横に貼り紙で『電気を消すように』ってくっつけて。それから消すようになりましたね」と笑った。

 伯山さんは「冗談半分でいろいろ言ってますけど、私以上に私のことを分かってくれるのはカミさんだけ。うちの師匠が弟子にしてくれたのと、カミさんがパートナーとして一緒になってくれたこと。あとは自分の子供。これは本当に幸運に恵まれたなと。本当にありがたいことだなと思っています」としみじみ語った。

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