光石研:実父と親子役で初共演 映画「逃げきれた夢」で 「もう二度とやりたくはない」と苦笑い

映画「逃げきれた夢」に出演する光石研さん(左)と父の光石禎弘さん(C)2022『逃げきれた夢』フィルムパートナーズ
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映画「逃げきれた夢」に出演する光石研さん(左)と父の光石禎弘さん(C)2022『逃げきれた夢』フィルムパートナーズ

 俳優の光石研さんが、6月9日から公開される映画「逃げきれた夢」(二ノ宮隆太郎監督)で、実父の光石禎弘さんと親子役を務めていることが7日、明らかになった。禎弘さんは演技経験は一切ないが、二ノ宮監督の強い希望で初の映画出演が実現した。

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 光石さんと、禎弘さんが登場する本編映像とメイキングスチールも解禁された。本編映像では、光石さんが演じる主人公の周平が、介護施設で暮らす父親を訪ねるシーンが収められている。実際の親子だからこそ醸し出される自然体で和やかな空気が伝わっている。

 光石さんは、父との共演に対し「ものすごく気を遣いましたし、ズブの素人がポツンと座って、外を見てるだけなんですけど、それが成立するものなのか心配でした。でもそこは映画の面白いところで。俳優という職業はスタッフの皆さんが支えて下されば、誰でも出来るんだなという風に本当に思いました。ただ、やっぱりもう二度とやりたくはないですけどね(笑い)」と語った。

 映画は、北九州で教師を務める末永周平(光石さん)が、元教え子が働く定食屋で会計を忘れてしまう。記憶が薄れていく症状に見舞われ、これまで通りに生活できなくなってしまった。記憶が薄れていく中、これまでの人間関係を見つめ直し、これからを踏み出そうとする。

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