細田守監督の劇場版アニメ「時をかける少女」「サマーウォーズ」が、今夏に全国の映画館で上映されることが分かった。「時をかける少女」は、主人公・真琴が初めてタイムリープをする7月13日の「ナイスの日」を記念日とし、同日を含む7月7～20日に上映される。「サマーウォーズ」は、主人公・健二の憧れの先輩・夏希の曾祖母にあたる陣内栄の誕生日である8月1日を記念日とし、同日を含む7月28日～8月10日に上映する。ともに2週間限定上映。

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　「時をかける少女」は、筒井康隆さんのジュブナイル小説を細田監督が再構築した。タイムリープという過去に飛べる能力を手にした女子高生の真琴は、自分の過去をやり直していくうちに「人生のかけがえのない時間」の意味を見つけ出していく。2006年に全国6館から劇場公開がスタートした後、人気を集め、異例の8カ月を超えるロングラン上映となった。俳優の仲里依紗さんが真琴を演じ、石田卓也さん、板倉光隆さん、原沙知絵さん、谷村美月さんらが声優として出演した。

　「サマーウォーズ」は、数学の天才だが気の弱い高校生の主人公・健二が、憧れの夏希先輩から、恋人のふりをするアルバイトを頼まれ、本家のある長野県上田市を訪れるが、ひょんなことから世界のライフラインを支える仮想世界を混乱させた犯人に仕立てられてしまう……というストーリー。俳優の神木隆之介さんが主人公の健二、桜庭ななみさんが夏希の声優を務め、谷村美月さん、富司純子さん、仲里依紗さんらが声優として出演した。日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞をはじめ、第64回毎日映画コンクールアニメーション映画賞、第24回デジタルコンテンツグランプリの最高賞・経済産業大臣賞などを受賞した。