南美希子:「散歩」と「会話」で認知症予防 散歩を楽しむコツも明かす 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した南美希子さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した南美希子さん=テレビ朝日提供

 フリーアナウンサーの南美希子さんが、6月9日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。年を重ねても若々しく健康でいるための生活習慣を明かした。

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 元テレビ朝日のアナウンサーで、人気女性アナウンサーの「先駆け」と言われる南さんは現在67歳。美と健康の専門家として「ミス日本」の審査員も務めている。

 おととし、広島で暮らしていた母親が他界。重度の骨粗しょう症だった母親は、転倒した際に骨折し、寝たきりになってしまった。病院併設の老人ホームに入所してすぐに認知症の症状が出たという。症状の進行は早く、あっという間に南さんのことを認識できない状態に。さらに、壊死した右足を切断し、体を動かすことができなくなってしまった。南さんは「すっごく話すのが好きな母だったのに全くしゃべらなくて。お見舞いに行っても、最後のほうは目をつぶっていて会話もできなかったんです」と振り返った。

 南さんの祖母も認知症で、症状の進行がとても早かったといい、医師である南さんの弟から「姉ちゃんも気を付けたほうがいい」と忠告を受けたという。南さんは「WHO(世界保健機関)が認知症を予防するためにガイドラインを作ってるんですけど、一番推奨されるのが軽い運動っていうことで散歩なんですね」と説明。自身も日常的に1日8000歩以上、多いときは1万歩以上歩いていると明かした。

 散歩を楽しむコツとして、吉方位へ移動する開運方法「日盤吉方」を挙げた。南さんは「毎日自分の吉の方向が変わるので、散歩にもバリエーションが出てくるんです」と語り、その日の吉方位をアプリで調べ、その方角へ向かって歩くようにしている。

 また、南さんは認知症になった母親を見て、話すことの重要性を感じたという。「(母親は)12年近く普通のコミュニケーションが取れなくなっていたので、人が生きるっていうのは話すことだなと。話すことはものすごく脳の前頭葉を刺激するそうです。いつまでも頭がクリアでいるためには、とにかく元気でおしゃべりすることが一番」と語った。そのうえで、会話の中で人を褒めることは「人の美点を探すことで頭もフル回転するので良いことづくめ」と笑顔を見せていた。

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