名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の田畠裕基さんのマンガが原作のアニメ「ブラッククローバー」の新作劇場版アニメ「映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』」が6月16日に公開され、Netflixでも世界独占配信される。原作者の田畠さんが総監修、キャラクター原案を担当し、オリジナルストーリーが展開される。原作では明かされなかった魔法帝の物語が描かれ、4人の“最凶の魔法帝”が復活する。同作はテレビシリーズが、2017年10月~2021年3月に放送され、主人公・アスタ役の人気声優の梶原岳人さんにとって初主演作となった。梶原さん、アスタのライバル・ユノ役の島崎信長さんに「ブラッククローバー」への思い、新作について聞いた。
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島崎さん 魔法帝は、アスタとユノがずっと目指している存在です。それが4人も出てくる! しかも4人共、強いんです! 相手が強ければ強いほど、挑む僕たちがしっかりしないと、相手の強さも輝きません。僕たちは、試されていますし、挑戦者でもあるので、いい形で高め合っていければと思いました。
梶原さん アスタでこれをやるのは大丈夫かな……となりました。ずっと声を張っていました。
島崎さん 魔法帝が4人もいますからね。
梶原さん 限界を超えざるを得なかったです。人生で一番くらい大変で、全身が筋肉痛になりました。関さん(先代魔法帝のコンラート役の関俊彦さん)と2人で収録したシーンは、孤軍奮闘の状況で、自分との戦いでもありました。
島崎さん こっちも団長が集まっているから、強いんだけど、やっぱり敵も強い。ユノもみんなで協力して、力を合わせて、立ち向かいます。ユノの成長を感じるところもあって、熱いですね。
島崎さん 最初から演技の幅を広くしていました。ユノはクール系のキャラではありますが、クールな人にも喜怒哀楽がありますし、どんな時でもクールだったら面白くありません。最初から意外に声を張っていますし、幅を広くすることやゆらぎを意識していました。その積み重ねがあるんです。
島崎さん 今回は、コロナ禍の収録ということもあり、全員でコミュニケーションを取ることは難しかったのですが、積み重ねてきたからできたところもあります。
梶原さん 周りの人がイジってくれますし、いやすい空気感があります。
梶原さん 僕はまだまだです。今回は自分の限界を超えるという課題があって、今の最大限の力で、がむしゃらに一番いいものを出し切りたいと思っていました。テレビシリーズの最初の頃、何も知らなかった時のがむしゃらさを出すのは難しいところもあるのですが、今だからこそ、そこに立ち返ることができるかもしれません。初心を思い出しながら、ごちゃごちゃ考えずに、向き合いました。
島崎さん テレビシリーズは、ユノが登場しない期間もあって、ちょっと久しぶりに会ったら、変わった!と感じることもありました。毎週見ていたら分からないような変化にも気付くんです。がっくん(梶原さん)は、こうしたい!という明確な思いがあるんだけど、シャイなところがあるから、あんまり口にしない(笑い)。でも、雰囲気で感じるんです。今は苦労しているのかな? 今はいい状態なのかな?というのを見てきて、変化を感じていました。ただ、本気で向き合っているところは変わっていません。
梶原さん 現場の皆さんや先輩方からたくさん学ばせていただいて、前よりも考えることが増えたように思います。
梶原さん ずっと先にいる存在です。僕に見えない場所が、信長さんには見えています。追いかけるけど、その先に行ってしまうので、絶対に追いつけない。すごく刺激をいただいています。ありがたいことに、掛け合いを一緒にできると、自分の足りないことに気付いたり、こういうやり方があるんだ……と勉強させていただいたりしています。やっぱり自分だけでは強くなれないので、一緒だから分かることがいっぱいあります。
※注:島崎信長さんの「崎」は立つ崎(たつさき).
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