ドラゴンボールDAIMA
第10話 ウナバラ
12月16日(月)放送分
「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の人気マンガが原作のテレビアニメ「【推しの子】」に登場するアイのフィギュア「【推しの子】アイ 1/7スケールフィギュア」(フリュー)が2024年7月に発売される。天性の輝きで一世を風靡(ふうび)した伝説のアイドル・アイの魅力をフィギュアで表現するために、ポージング、造形、彩色など細部にこだわった。フリューの企画担当者が、同作やアイへの“愛”を込めたというフィギュアの魅力に迫る。
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「【推しの子】」は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で2020年4月に連載をスタートしたマンガが原作。担当者は原作の連載が始まると、すぐに「アイを絶対にフィギュアにしたい!」と企画を練り始め、アニメ化が発表されると、すぐにフィギュア化を提案した。
こだわりの一つはポージングだ。フィギュアオリジナルの躍動感のあるポージングで、天性のアイドル・アイがライブで輝く姿を立体化した。原作を担当する横槍メンゴさんが描くキャラクターは二次元のマンガならではの魅力がある。二次元のマンガは、三次元の造形では表現できないウソもあるが、三次元でウソを表現しようとした。
「例えば、マンガでは手が手前にあると、手を大きく描くことがあり、それが躍動感につながっています。フィギュアで躍動感を表現する際に、ポージングをオーバーにしようとしました。スカートもダイナミックな動きにしています。現実にはこんなに動くことはないのですが、オーバーに動かすことで、ライブで躍動する姿を表現しようとしました」
アイの指に注目すると、いかに考え抜かれたポージングなのかが分かってくる。
「アイがさしている指に、フィギュアを見る人の視線を誘導して、遠近感を感じられるようにしました。正面からフィギュアを見ると、アイと視線が合わないのですが、指を見ると、アイと視線が合います。躍動感を表現しつつ、さまざまな角度からフィギュアを楽しめるようなポージングにしています」
「【推しの子】」はビビッドでポップな独特の色づかいも魅力ということもあり、彩色にもこだわった。
「紫の髪には、ハイライトにマゼンタを入れています。普段でしたら、紫を薄めてハイライトを表現するのですが、あえて色を変えています。ライブでピンクの光を浴びているというシチュエーションを考え、『【推しの子】』らしい色を表現しようとしました」
アイの足元にはスポットライトが設置されており、この光を浴びたアイがキラキラ輝いていることが分かる。「頬を赤らめていて、指にも少し色を入れるなど細かな彩色にもこだわりました。スカートにはラメフレークをちりばめています。ここまで大きなラメフレークを入れることは珍しいのですが、キラキラを表現しようとしました」とライブで輝く姿を表現するために、細部も表現した。
アイは瞳も印象的なキャラクターで、瞳に輝く星が特徴だ。「瞳にも力を入れました。ほかのフィギュアよりも瞳に使った色数が多い」といい、よく見ると、グラデーションで輝く星を表現するなど彩色の細かさが分かる。
造形が細かいのは顔、衣装だけではない。脇をよく見ると、脇の下の筋もしっかり造形しており、いい意味で「変態的」と評価されることもある同社の造形のこだわりを感じる。
同フィギュアには、企画担当者や造形師などの“愛”が込められている。ぜひ手に取ってみてほしい。
「【推しの子】アイ 1/7スケールフィギュア」は全高約25.5センチ。価格は1万9580円。ショッピングサイト「FURYU HOBBY MALL」で7月14日まで予約を受け付けている。
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