良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の伊藤沙莉(さいり)さんが、7月4日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に初出演。一家離散の危機にあった過去と、家族への思いを語った。
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伊藤さんが2歳の頃、父親の会社が倒産。父は家を出て行ってしまい借金だけが残った。兄、姉、伊藤さんの幼い3人は、新しい家が見つかるまで知人宅へバラバラに預けられ、その後、伯母が加わり、母、3きょうだいの5人暮らしが始まったという。
家族が離れて暮らしていた期間を聞かれた伊藤さんは「何カ月も(家族が)いなかったっていう印象なんですけど、大人になってつい最近お母さんに聞いたら、『子供だから親と離れて寂しくて長く感じただろうけど、多分1週間くらいだと思うよ』って」と明かした。
母親が迎えに来てくれた時は「とてもうれしかった」といい、「(家が)狭かったりとかもするんですけど、それ以上に家族で過ごせるとか、家族と寝たりとか、ご飯食べたりとかできることの喜びでいっぱいでしたね」とほほ笑んだ。
黒柳さんから「思春期になると、やっぱり一人の部屋があるといいなって思ったりする?」と聞かれると、伊藤さんは「全然。そこから団地に引っ越して、前よりは部屋数は増えたりしたんですけど、ほとんど部屋にいることはなかったですね」と答えた。
当時は、母親が働き、伯母が家事をして家族を支えたという。「母は塗装屋をやっていまして、いまだに屋根に乗ってますね。一人親方でやってます」と明かした。
伊藤さんは母親について「いろいろあってから転職して、32歳くらいで塗装屋になったので、年下の男の子たちに怒鳴られたりとかめちゃくちゃあったみたいで。そういうことで踏ん張ってきた人。大変だったと思います、とっても。ネガティブな表情を見たことがなかったんですね、とにかく笑ってる人でしたし、明るい家庭でした」としみじみ語っていた。
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